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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2009年 3月 27日

福井坂井広域市町村圏組合議会がありました。

ここでは福井市監査委員の権限は関係ないので、一般質問ができます。福井・坂井広域観光圏推進協議会について広い観点から質問をいたしました。特に、JR福井駅が広域圏加入市町(坂井市、あわら市、永平寺町)にとっても重要なポイントであり、交通結節点の機能を高めることが、他市町にも大きな影響をもたらすことについて言及しました。

以下に、質問内容をお示しします。

本年2月16日に、福井市、あわら市、坂井市、永平寺町、県、観光協会、旅行業者、交通事業者など26団体で構成した福井・坂井広域観光圏推進協議会が設立され、「観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律」に基づいて、国際競争力の高い滞在型観光地づくりを目的とした“観光圏整備実施計画”を申請したとのことであり、現在は交付決定を待つ状態になっていると思います。

さて、この国による観光圏整備事業費補助の中には、認定観光圏案内所の開設や運営初期経費などがあります。そこで現状のJR福井駅内にある観光案内所の利用についてまず確認したいと思います。

この観光案内所の昨年度利用件数は、38,406件、51,293人、そのうち具体的に観光名所や施設名で案内した件数は、23,351件、36,240人となっています。

このうち福井市内施設への案内件数は養浩館・郷土歴史博物館、朝倉遺跡など全体の約53% 12,462件、19,111人。

永平寺が全体の約15% 3,473件、5,673人、

坂井市が東尋坊、丸岡城、竹人形、松島水族館、エンゼルランドなど全体の12% 2,832件、4,516人、

あわら市はJR芦原温泉駅がありますが、それでも芦原温泉や吉崎御坊の案内で全体の4% 842件、1,364人となっています。

この数字からわかるように、JR福井駅の観光案内所は、福井坂井地区広域市町村圏組合の範囲で全体の約84%と、福井市とともに周辺都市を大きくカバーしていることがわかります。
この観光案内所は、現在、福井市が民間に委託して運営しており、なぜ福井市だけが費用を負担しているのかと言いたくなるのですが、言いかえれば「JR福井駅の存在」は周辺都市の観光案内の重要なポイントであることを改めて確認ができます。

さて、案内された観光名所へ行くには交通機関を利用するわけですが、その中でえちぜん鉄道について取り上げます。

京福鉄道が事故を起こして長距離バスで代行した時に、大きく3つの点で問題があったと言われています。

一つには地域のライフスタイルが変わったということです。福井市内の高校や病院への交通利便性が悪くなり、地域内に閉じこもりがちになったというものです。

2点目は、長距離・長時間のバスによる乗り物酔いで気分が悪くなり乗らなくなるといった現象です。

3つ目に、地域全体が疲弊するということです。沿線都市の観光客が減少し商店街が疲弊したとの報告があります。つまり、えちぜん鉄道は大いに観光に寄与しており、多くの沿線住民の生活を支えているわけです。

現在、勝山永平寺線の高架化や三国芦原線の田原町駅における福井鉄道との相互乗り入れおよびLRT化が県議会や福井市議会で大きく論議されています。当然ながら永平寺町、坂井市、あわら市にとって大きな影響を与える事業です。

これらの事業には、勝山永平寺線の高架化事業には約95億円、さらに新幹線からJR線切り替えで約20億円、三国芦原線の田原町乗り入れやLRT化で約80億円が必要と試算されています。えちぜん鉄道の利用者数は年々伸びてきていますが、人口減少に向かう中、いずれ時を待たずして頭打ちになり、一転して減少に向かうことが予想される中で、こういった多額の費用を要する事業に対して疑問視する声が県議会の中であがっています。「高架化をやめて福井口駅で止め、福井駅までシャトルバスを出せばいいのではないか」という声です。この意見は、えちぜん鉄道が広域観光に大いに利用されている現状を考えますと、広域圏においても大きな問題だと思っていますがいかがでしょうか。ご所見をお伺いいたします。

さて、今まで申し上げてきたJR福井駅の存在波及効果やえちぜん鉄道の事業は、福井市で現在課題となっているJR福井駅西口再開発事業と密接にからみあっています。

新幹線の工事着工認可の見通しが明るくなってきた今、JR福井駅前の賑わい創出や景観の良し悪しは、リピーターを増加させる上で福井の印象を左右する重要なファクターだと思います。またJR福井駅前の交通結節機能を高めることは、永平寺町や坂井市、あわら市に大きな利便性をもたらすことになります。つまり県都玄関口の機能を高めることは他都市にとっても重要なことだと思うのです。

そこで、お伺いしたいのですが、JR福井駅西口の機能の充実は福井・坂井広域の観光や住民生活にとってどのような影響をもたらすものでしょうか。ご所見をお伺いいたします。

また、今回、観光圏の申請は、3市1町という小さな枠組みによるものであり、認定は微妙だと思われますが、観光圏の認定が受けられたという前提ですが、3市1町にとって重要な機能であるJR福井駅の観光案内所を認定観光圏案内所にするなど、機能を変えていく予定があるのでしょうか。また、福井・坂井広域観光圏推進協議会の中心的な拠点が必要だと思われます。JR福井駅周辺に設け、できれば観光客が訪れるような機能も考え、見える形にもすべきと考えますが、どのように考えられているのでしょうか。ご所見をお伺いします。

最後に、当組合のホームページ「あそびーのフクイ」では、福井・坂井広域観光圏推進協議会において「永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡等を巡る周遊バスの運行、あわら温泉での芸妓・舞妓変身体験、体験型ツアーの実施、福井が誇る『食』をテーマとしたフリーペーパーの作成など」を実施する予定と紹介していますが、どういった計画と目標を考えられており、さらに当広域市町村組合が実行面と予算面でどのように関わっていくのでしょうか、国が支援するメニューの中にある農産漁村活性化プロジェクト支援交付金の利用を含めてご所見をお伺いいたします。

東村管理者(福井市長)から福井駅周辺の交通結節機能を高めることは周辺都市にも影響を与えること、えちぜん鉄道は高架化が前提で存続されたこと、観光圏認定により長期の滞在型観光を目指したいこと、認定観光圏案内所は今後の検討課題であり、農産漁村活性化プロジェクト支援交付金の利用は見込んでいないとの話でした。

観光は福井県も新たな部体制を作って取り組む重要な事業であり、県外・海外の方に福井をおおいにアピールし、多くの方に訪れていただき、経済効果を生み出していき福井を活性化させていかなければなりません。

観光は大切な産業なのです。