JR福井駅西口再開発ビルについて県都活性化特別委員会が開催されました。
福井市社会福祉協議会、ボランティアセンターの移設、福祉総合相談窓口の設置、能楽堂の内容です。
私は、他の委員の顰蹙(ひんしゅく)を買うのを承知で、長時間にわたって質問をいたしました。後から振り返って、もう少し短く(半分)すればよかったと反省しています。
質問の内容は以下の通り。
1.福井駅西口中央地区市街地再開発事業コンセプトと今回提案されている機能との整合性について。
2.市有施設だけを論議するのではなく、ビル全体として「賑わい」を論議すべき
質問内容
コンセプトである「にぎわいと交流の核となる都市機能を集中的に配置する」という意味をどう受けとればよいのかわかりませんが、市有施設の5階部分のみを取り出して「賑わいがどうか」という論議はいかがかと思います。
アオッサでは、年間200万人が訪れており、1階から3階までの商業施設は明らかに不調と言えますが、公共施設としては、桜木図書館や県民大ホールが牽引して好調です。しかしすべての公共施設に多くの来訪者があるわけではありません。
したがって今回の西口再開発ビルについても全体として「賑わい」に寄与するかどうかで判断されるべきものと考えています。
つまりは、市の施設のみで論議するのではなく、県に協力依頼をする予定の3階、4階部分と総合的な評価をしなければならないと思っています。
したがって、今回の市から出された提案を詳細に踏み込んで論議することが、言いすぎかもしれませんが「徒労」とさえ思っています。
3.市有施設案の内容を問う
しかし、市長がトップダウンで臨まれている事業ですので、あえて詳細部分に踏み込んでご質問いたします。
(1)能楽堂
すでに多目的に取り組んでいる他類似施設の稼働率や利用者数から、今の利用者数の2倍である20,000人が限界ではないか。(大分市は年間20,000人〜26,000人、豊田市は年間20,000人です。両方とも多目的な利用を行っています)
(2)ボランティアセンター、市社会福祉協議会
2つとも重要な施設ではあるが、障害者が多く来られる施設を5階に設置することは妥当なのか。JR高架下やアオッサなど、車の乗り降りが可能な場所に設置することも考えられます。
(3)福祉総合相談施設
ワンストップとあるが、市役所の福祉部門の機能を持ってくるのでしょうか。(そうではないことがわかりました)
(4)まとめ
以上、来所積算見積もりを行うと、どんなにがんばっても5・6万人が来る施設ではないのでしょうか。
4.早く県に協力依頼を
全国の再開発ビルには福祉施設が入っているところもあります。能楽堂も入っています。県が入るとされている公共公益施設が大きな核となり、ビル全体に賑わいが創出できるのであれば、結果的にこの市民福祉会館機能を移設させることを(全部ではないにしても)容認できるかもしれません。
また、私は市が再開発ビルの床を購入することは理解しています。この市の案を認める認めないの結論は出せませんが、100歩譲歩して、まずこういった案も一つとして考えているとして、早く県と協議の場を作るべきです。
県・市、ビル全体一体となって協議するべきです。はっきり言って、これ以上市有施設の詳細な資料が出てきても論議することはありません。
5.これからの進め方について
市がこのビルに入るかどうかを議会で結論付けて、早く県に要請できるように取り計らう必要があります。
(議長から、今後、議会として議会運営委員会や全員協議会でどうするか決めたいとのことです。)
6.議会として県知事や県会議長に要望活動
議会として検討していただくように要望しました。
「市有施設を入れてもいいかどうか」、この点が最後に論議となりました。この論議は、「今のままの駅前アーケード商店街でいいのかどうか」と同義です。広場を拡張し、交通結節点とする県都玄関口として整備するためには、市が再開発ビルに入ることを了解せざるを得ません。
箱物行政に対する批判は十分承知しています。大型開発はこれ以上すべきではありません。
しかし、中心街が落ち込んでいき、街に魅力がなければ、企業の営業所や支店が引き揚げていき、観光にも来なくなります。
結果的に人口や税収も減り、最終的に私たちがその負担を負うことになります。真に必要なものには投資が必要です。さらに、市がこれまで計画してきた経緯を踏まえれば、その責任を私たちは理解しなければならないと思います。
だからこそ、西口再開発ビルを魅力あるものにしなければならないのです。人が来る仕組みを作らなければなりません。失敗は許されません。