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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2008年 11月

公明党が2005マニフェストに掲げた自動車重量税を軽減する検討に始めて本格的な論議に入りました。

11.30付「アサヒドットコム」の記事を以下に紹介します。

「政府・与党は09年度税制改正で、低燃費車などの自動車重量税を軽減する優遇税制の検討に入った。景気減速で低迷する自動車販売を後押しする狙いに加え、重量税の税率引き下げを求めている公明党への配慮もある。与党税制調査会が12月中旬にまとめる税制改正大綱に具体策を盛り込むことをめざす。

 現在、一定の燃費や排出ガス基準を満たした自動車に対しては自動車税が25%〜50%軽減され、自動車取得税も軽減される「グリーン税制」がある。電気自動車やハイブリッド乗用車などには自動車取得税が1.8%〜2.7%軽減される「クリーンエネルギー車税制」がある。

 自動車を購入した時や車検時に利用者が払う自動車重量税は「道路特定財源」のひとつで、自家用車向けの3年有効車検で車両重量0.5トンごとに1万8900円かかる。現時点で低燃費車・低公害車を対象とした優遇制度はない。

 世界的な景気悪化で自動車販売は急減。各国政府は自動車産業への支援策を検討している。日本でも低公害車の販売を後押しする政策を拡充する必要があるとの声が、政府・与党内で強まっている。

 自動車関連税制を巡っては09年度から道路特定財源が一般財源化される。政府は税収維持や環境への影響を理由にガソリン税などの暫定税率は3年間維持する方針。ただ、自動車業界や石油業界が軽減を求めており、自民、公明両党内では「何らかの優遇策が必要だ」との声が出ていた。 」

昨日、麻生総理と小沢代表の党首討論がありました。

小沢代表の質問の多くは「定額給付金の裏付けとなる第2次補正予算案をなぜ今国会に提出しないのか。」ということでした。

「景気が低迷する中、生活が困難な方が少なくなく、定額給付金が含まれる第2次補正予算を早く提出して、国民を支援すべきではないか。」そういった疑問にお答えします。

与党は、現在開会中の臨時国会第1次補正予算をすでに成立させました。この中には、中小企業の資金繰り支援として事業規模で9兆円にわたる貸付保証枠を用意しています。これで十分に年末年始の資金需要に対応できます。また、福祉ガソリンや福祉灯油の制度を実施する予算も第1次補正で措置しています。

一方、10月30日に政府、与党が決めた新たな経済対策(生活対策)は、来年度予算や今年度補正予算、税制改正で対応するものなど、さまざまな内容が一体となっています。

経済対策として大きな効果を出すためには、これらを一体として、切れ目なく実行していくことが必要です。そのため、第2次補正予算案は来年1月冒頭の通常国会に提出する必要があると考えています。

つまり第2次補正予算はまだまだ煮詰めないといけないのです。

一方で、民主党の隠れた戦略があり、与党は今国会に第2次補正予算を出しても、廃案にされる可能性が極めて高いため、出してくても出せない事情があります。

予算案は衆議院通過後30日で自然成立しますが、関連法案は野党が参院で採決に応じない場合、衆院通過後60日の憲法の「みなし否決」規定に基づき、衆議院で再可決せざるをえません。

しかし、国会法の関係で通常国会は1月31日までに開会しなければなりませんから、事実上、今国会ば来年1月29日までしか延長できないのです。その1月29日までに「みなし否決を経て再可決」を行うには関連法案を11月30日までに衆院を通過させる必要があります。既にそれは不可能です。
 
それと、もっと重要な事は、もしも関連法案を今国会に提出し、「みなし否決」適用前に会期末を迎え、民主党が参議院で継続審議とした場合、関連法案は次の通常国会では、参院の継続法案扱いとなり、そこで否決されたら、廃案となってしまいます。

国会では議決済みの議題と同じ議題を会期中に審議できない「一事不再議」の規定もあり、衆議院での再可決どころか、再提出もできなくなってしまうのです。

与党の提出する補正予算案に対して、民主党が「出さないのはなぜか」と表向き責め立てて、虎視眈々と廃案を狙い与党を追い込もうとしているのです。

厳しい生活環境の中では本来、与党も野党もなく、協力し合いながら国民生活の安定化を進めるべきなのですが、政局第一の民主党は決して応じません。

したがって、第2次補正予算の内容を、来年度予算や税制改正などとの整合性を取り、財源の手当てをしっかり見極めて作りあげる必要性がある理由と、民主党の思惑により、結果的に今国会には提出できないのです。

世界は、この10年、特にこの2年、給付付き減税が多くの国で実施される趨勢にあります。

従来の景気対策の中で減税はまず優先される政策でしたが、昨今は減税の恩恵に預からない人がいるため、社会政策として同時に給付することが大事という考え方から、給付を付けた減税が欧米で実施されています。このことを給付付き税額控除といいいます。つまり、今回は簡単にするため定額給付金という仕組みにしましたが、枠組み自体は世界の中の新たな景気対策の仕組みとなっているのです。

物価が高く、所得が伸び悩む中で、特に低所得者に重く恩恵が受けられるこの制度は世界の潮流なのです。したがって、今回の定額給付金に対するマスコミやコメンテーターの批判は、世界の税制を批判しているのと同じなのです。

※給付付き税額控除とは

『一定所得以上の勤労所得以上の勤労所得のある個人・世帯に対して、子どもの人数に応じて税額控除を与え、控除しきれない額は還付(社会保障給付)する。所得が増加するにつれて税額控除額は低減し、一定の額に達すると廃止される』という制度です。

低所得世帯の就労を促しつつ経済支援を行うもので、各国で高い評価を上げており、世界の税制の潮流ともなっています。

また、この結果、一定限度までは、就労すればするほど所得が急激に増加するので、勤労インセンティブがわき、結果として貧困層からの脱出が図れることになります。これまでの、セーフティネットによる社会保障給付(ウエルフェア)という思想のもとで生じていた社会保障給付への依存を断ち切り、勤労を通じて給付する(ワークフェア)という新たな自立思想(スプリングボード政策)に基づくものです。

他方で、この制度の実現にはさまざまな課題を乗り越える必要があります。

第一に、何を政策目標に掲げ、誰をターゲットにするのか、明確にする必要があります。まずは若年層を中心としたワーキングプアと呼ばれる人たちや、母子家庭に対する就労を通じた貧困対策を念頭において検討を始めることがよいのではないでしょうか。

昨日と本日にわたって市が発注している工事について監査を行いました。

対象は清水統合保育園新築、社南小学校体育館等増築、大東中学校体育館耐震化の3件です。監査委員は設計や構造物については素人ですので、専門の技術士が書類や設計書などに事前に目を通して質疑を行った十分な準備の後、私たちと一緒に現場で検証していきます。

清水統合保育園は、現在3つある旧清水町の保育園を統合して新しく作るもので、公設民営になります。鉄骨の躯体組、コンクリート床、屋根の部分がほぼ出来上がっており(写真)、技術士が細部にわたって検査していきます。

社南小学校は現在907名が通う市一番のマンモス校です。校舎が狭量になり、部屋および体育館の増築が必要となったものです。旧体育館の床をすべてはぎとり、拡張する体育館部分を構築し接合していきます(写真)。また、5つのクラスが増築されます。

大東中学校体育館の耐震診断はD。避難所にも使われる体育館は早急な耐震化が必要です。体育館の両面に鉄骨で6箇所筋かいを入れ(写真)、地震の際、柱に固定されたサッシにより柱が倒壊しないように、柱とサッシの間にスリットを入れる工事3か所です。耐震化工事により耐震診断はAになります。

現場監査の後は、技術士を中心に講評を行います。幾つかの細かい指摘はあったものの、3件とも概ね良好な工事でした。

専門的な視点からの様々な講評を聞いていて、大変勉強になりました。こういった工事監査により、安全で高品質な工事を行うことができ、市の職員の資質向上にも寄与します。

いい経験をさせていただきました。厳しいチェックがあってこそ、いいものが作れます。そう感じた2日間でした。

 福井駅立体交差事業である「えちぜん鉄道高架」は平成21年度に完成する予定でした。しかし、いつまでたっても工事は着手されません。理由は新幹線高架を一時的にえちぜん鉄道が利用するため、現在の駅部800mにプラスして未着工部分の400mがさらに必要になり、その費用を県市が負担するのではなく新幹線費用として工事をしたいからです。したがって新幹線認可がない現在、えちぜん鉄道高架の時期が見込めないのです。

 したがって、えちぜん鉄道が高架化していない一方で、東口都心環状線道路だけが計画通りに進行し、新たな踏切を設けることになります。そのあおりを受けて国土交通省運輸局の杓子定規な規定により、踏切数を増やせないために、現在の観音町踏切が高架化になるまで閉鎖する”はめ”になりつつあります。

 立体交差事業と新幹線とは別物であったものが、一時的に新幹線高架を利用することになったのは行政の責任であり、地元として「いつまでに高架をするのか」の目途が立たない今、もしかすると十年、二十年の単位で江戸時代からある現在の通りを遮断されることに強い反感がでています。

 今日は、市長と議長に私たちの声を届けるために、陳情を行いました。議長は、福井市全体の立場と地域の皆さんの思いをよく検討して、市長に話をしておきたいとの返答。市長からは、これまでの経緯の説明があり、12月または年度末までに新幹線認可に全力をあげ、えちぜん鉄道高架化の見通しを立てたいとの話がありました。(写真)

 12月議会前の全員協議会があり、今日臨時株主総会で就任した福井鉄道の村田社長が来られ、今後の福武線の経営方針について説明を行いました。

 この福井鉄道について福井市議会では、学生や地域の足として、行政が支援をして存続する方向で考えています。

 現在160万人の乗降数を10年後には200万人にするとのことですが、福井鉄道の変革もさることながら、地域沿線の住民と企業の支援が最も重要です。そうでなければ、存続する意味がないのです。

今日は、5年生以下の新人によるミニバスケットの練習試合があり、県下の5チームが日之出小学校にやってきました。会場校なので、保護者が7時40分に集まり、体育館内にある鉄棒を撤去するなど会場設営を行った後は、他チームを迎えるための駐車場誘導でした。

1試合目の息子の試合を中途で抜け出し、ソフトボール協会事務局の方の家族に不幸があったので葬儀に参列しました。その後、同じく参列していた議員とガストで昼食を済ませ、小学校に戻り後片付けを手伝っていました。

帰ってきたら、党員の家族のお通夜でした。明日もお通夜があります。

「雪が降り、寒くなると、亡くなる方が多くなります。」と、先日話していたばかりでしたが、残念ながら葬儀会場に出向く機会が多くなりました。

犯罪に強いまちづくりを推進する目的で、四ツ井交番と地区防犯隊とともに大規模駐車場内の車両や駐輪場を点検して回りました。

自動車については
 ・キーがついていないか
 ・窓が開いていないか
 ・車内に現金や貴重品とわかるものが置いていないか
 ・エンジンをつけたままの車両がないか
 ・子供が残されている車両がないか

さらに自転車について
 ・鍵のかかっていない自転車はないか
 ・防犯登録してあるか
 ・通路に置かれていないか
を診断します。

鍵がかかっていない車両が数件、また鍵がかかっておらず防犯登録のない自転車が1件ありました。

なお、とあるお店の駐車場に昨日夜半から勝手に駐車されている車両があり、店員が一緒にパトロールしていた警察官に伝えたところ、本部に車両確認をして対応していました。

今年に入って3回目の点検作業です。私も始めて参加しました。防犯隊が主になっての活動ですが、こういった目に見えない地域活動が地区民を守っていることに感謝です。

成人ふれあい学級で「食」について講演がありました。

日本の過去数千年と比べ、食の変化は昭和30年代からの40年間の方が圧倒的に大きいということです。

戦後の貧しい中、間違った方向で食生活が見直されてしまい、日本人の体に合わない食が口に入るようになりました。本来、肉食に向かない日本人の内臓に対して、必要以上にタンパク質が摂取されるようになり、様々な成人病を引き起こすようになりました。

今、アメリカでは鎖国時代の元禄日本を参考にして、食のピラミッドを作って奨励していると言われています。内容は、肉は1ヵ月に1回、魚でさえ月に2、3回です。炭水化物を主に野菜をとり体を整えていくものです。200年前の日本が見本にされています。

今の日本は、無茶苦茶な食文化を持つようになりました。ハンバーガーやフライドチキン、ファーストフード、冷凍食品など。

講師は強く主張していました。「かつての日本に戻れ。米、味噌汁、漬物、野菜という柱をしっかりと堅持しないといけない」と。

12月定例議会に向けて、会派への議案説明等がありました。午前中に4件、午後から5件。

全部で5時間近くヒアリングを行いましたが、重要な案件がありました。しっかり検討して12月議会に臨みたいと思います。