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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2008年 7月 22日

 原油高騰による影響を調査するため、本日2件のクリーニング社に現状をお伺いしました。

 1件は、この1年間でボイラーの燃料である重油が40円から120円になり仕入価格が3倍に跳ね上がったことをはじめ、さらにクリーニングに使うワックスが2倍、洋服などを包装するビニールも2倍にと、原材料価格が高騰し、経営への影響が深刻であることがわかりました。

 「原材料高騰分を販売単価に上乗せすることはできないのですか」と質問したところ、「他の所と比較してすでに高い金額を設定しているので、これ以上あげることはできない」との返答でした。つまり、原油高騰の影響をすべて自分の所で吸収するしかないのです。厳しい現状です。

 もう1社でも同様に、ボイラーの燃料に灯油を使用しているのですが、昨年の4月1リットル87円だったのですが、現在は121円と1.5倍になっており、これ以上価格があがると赤字になると試算していました。

 切り詰められる所を必死になって探し、経営を維持し利益を上げていくために、販路拡大や新規事業着手を考えながら、世界の潮流である原油高騰の荒波に立ち向かっています。

 20人〜30人の中小企業はどんどん淘汰されており、こういった日本の屋台骨を支えている企業の現状は大変厳しい環境にあります。

 「ピンチである今こそチャンス」とその経営者は言っていました。まさにその通りではありますが、厳しい現実の壁をどう乗り切っていくかは、知恵と人脈を駆使してしかなければなりません。

 最後に工場を見学させていただきました。洗濯機やアイロンがひしめく中で、熱気をあびながら狭い空間の中で必死に働いていました。

 いけいけどんどんの高成長時代の日本と違い、世界の後進国の成長により、これから様々な点で生活に影響が出てきます。今後の舵取りが重要である反面、今まで飽食で贅沢三昧であった生活の在り方を変えていく必要があります。

 誰もが、いい車に乗り、大型の薄型液晶テレビを買い、子どもには異常な額のお年玉をあげ、今までと同じようないい暮らしを維持することはできなくなってきています。まさに時代の転換点に立たされています。

 ガソリン1リットル180円とはいいますが、コンビニで販売されている水は500mlで120円もするのです。水の方がガソリンより高いことに気が付いている人はどれくらいいるのでしょう。