福井市にはふれあい園という施設があり、以下の2つのサービスを行っています。
〇養護老人ホーム(定員100名)
原則65歳以上の人で、身体的・精神的・環境的また経済的理由により一般家庭で生活ができないお年寄りに生活の場を提供しています。
〇児童養護施設(定員40名)
離婚・長期入院等の事情により、家族と一緒に暮らせない乳児以外の子供達(〜18歳)を家庭の代わりに養育し、自立の応援をしているところです。子供たちは、地域の幼稚園(年長児のみ)、小学校・中学校・高校等に通っています。
養護老人ホームは、特別養護老人ホームとは違って、介護保険施設ではありません。
しかしながら、入園した時には健康な方であっても、年齢を重ねると病気になったり、介護が必要とされる方が出てきます(当然ですよね)。
事実、現在ふれあい園において要介護認定を受けている方が10名位います。介護保険施設ではないのですが、他所でデイサービスが受けられるようにするために認定を受けたのです。もし100名全員を要介護認定調査をすると約半数の方が要支援以上になると言われています。
施設には、ケアマネージャー4名をはじめ介護に必要な資格者がいますが、この施設は介護保険施設ではありません。
したがって、要介護度が大きくなると、特別養護老人ホームに移さなければなりませんが、特別養護老人ホーム入所までは待ち人数が多くて、すぐに入れません。
そのために身寄りがない場合は入所までの間はふれあい園で看るしかないのが現状です。
身寄りがあれば、その親族に施設入所の手続きなどを行っていただくか、家庭に引き取っていただくしかありませんが、現実を見ると家庭に引き取ることができないケースがほとんどです。施設入所まで介護療養型医療施設に入れるなどの処置が必要になります。
一方で、職域を超えた介護サービスをしなければならない職員も大変な状況にあります。少なくとも施設入所が必要な方を介護するための人員配置はされていないからです。入所者が老齢になればなるほど、こういった状況になります。
高齢化の波がうねるほど、介護者と介護を受ける側に課題が山積してきます。老後を安心して暮らしていける仕組みが必要です。