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福井市 西本恵一
nishimotokei@ybb.ne.jp
バックナンバー 2008年 3月 28日

 昭和63年10月3日から29日の4週間が教育実習期間でした。その時に私が受け持った授業の指導案や実習記録簿を手元で広げているのですが、改めて見るのは実に20年ぶりです。この当時は週休2日制ではなく、土曜日も登校日となっていました。

 私が受け持った授業は、国語4時間、社会1時間、算数13時間、理科8時間、体育8時間、道徳1時間、日曜日のバザー1日でした。算数は面積が授業内容でしたが、一貫して私が担当させていただいたようです。

 また、社会見学として、市役所に引率して8Fの議場も見学したことが記録されていますが、さっぱり忘れており、今でも思い出せません。きっと無事故で引率することに必死だったのだと思います。

 実習最後には校長先生、教務主任、指導教諭による教育実習生を評価するための参観授業がありました。自分で教科を希望することできたので、道徳を選択し、「いじめや差別」についてテーマを取り上げ、人の尊厳を学び合う機会を持ちました。

 その時の、ある児童の感想が張り付けてありましたので紹介します。

 「大切なことをならった。人は、服そうや、みかたや、勉強のことで決めつけてはいけない。わけがあるのだってならいました。ぼくも大切だと思いました。」

 また、私の授業に対して、教務主任の感想がありましたので、合わせて紹介します。

 「授業の形とか言う前に、西本さんの熱意、経験談などから、授業の意図もはっきりしており、子どもたちにとって、よくわかる授業だったと思います。」と。

 最後の日に、お別れ会があり、子どもたちが数日前から休み時間を利用して練習した劇や手品、ゲームなどを披露してくれて、手作りのプレゼントもいただきました。今でも、一人ひとりが私に送ってくれたメッセージ集を大切に保管しています。

 とても驚いたことは、どの子どもも涙を流していたことです。純粋で、かわいい、すばらしい子どもたちでした。この子どもたちも今では30歳です。社会の中でがんばっていることと思います。

 こうして無事教育実習は終了し、年度末にはすべての単位を取得し、小学校教諭1種免許を取得することができました。

 残念ながら教員採用試験は不採用でした。この時、「いったい私は今まで何をしてきたんだろう」と落ち込みましたが、気を取り直し、次年度も挑戦しました。これも同じ結果でした。

教育には最大の関心をもっています。

 しかしながら、今、議員となって、この時の勉強した内容や実習経験が非常に役立っています。

 一概には言えませんが、学校の先生は社会への視野が決して広くありません。その意味では、社会経験を持ち、大きな視点から教育に対して関心を持って、様々な提言をしていく人が必要です。

 2年という、わずかな勉強期間ではありましたが、こういった経験を元に、教育に最大の関心を持ち、教育を重んじ、子どもたちの成長を支えていくためのお手伝いをしていきたいと思っています。

 高校時代、私を含め仲の良かった3人グループがあります。3人とも教師志望でした。その内の一人は現在中学校の英語教師、もう一人は高校の数学教師になっています。私だけが違う道を歩いています。