本日、AOSSAにおいて知事、17市町の首長と議長、県議会議員、市町議会議員の代表、経済界、観光団体などが出席し、県選出国会議員への要望を行いました(ただし、糸川氏は代理で秘書が出席、民主党笹木竜三さんはなぜか欠席しました)。
市民の安全を守る責任ある立場であれば、誰でも今回のガソリン税の暫定税率廃止により、市民生活が大きく脅かされることをよく知っています。
大野市の市長は、除雪費がなくなるため、除雪区域は限定され、さらに20回出動していたものが5回くらいになる。また、分娩施設がないため、道路を早く整備し福井市医療機関との連絡がとれるようにしなければ人命にかかわると。
さらに敦賀市の市長は、もし原発で事故があったときを想定すれば27号線だけでは避難できない。などなど。
不可解なのは、民主党の笹木竜三氏が出席しないことです。国民の声を聞くのが議員の役目ではないでしょうか。もし、暫定税率維持に反対ならば、堂々と論戦をかまえたらどうだろうか。
国民の弱みにつけこみ、政権を取るための党利党略に、ガソリン税を利用するというのは、国民を愚弄し国民意識をあまりにも低く見すぎています。大衆迎合(ポピュリズム)としかいいようがありません。
民主党は、今回の廃止による財源をどうするか何も示していません。何の手当てもないから、もし廃止になれば間違いなく国や地方は混乱し、疲弊します。そして結局そのツケは市民にくるのです。
本日の夜は、志比口自治連合年度総会がありました。私は、この道路財源問題を取り上げました。誰かが真実の姿を言いきっていかないといけません。
下記に、各大手新聞記事を掲載します。どうか皆さん考えてください。
読売新聞2008年1月22日付社説
『暫定税率廃止分の財源に関する民主党の説明はあいまいで、つじつまが合わない。廃止すれば、地方の道路整備の維持をできるわけがない。民主党は、国が直轄する公共事業に対する1兆円の地方負担金を廃止し、地方の減収分を補う、と説明する。これでは、単なる国へのつけ回しだ。2兆6000億円もの減収は、道路整備の効率化や「一定程度」の縮減だけで本当に埋まるのか。将来、揮発油税などに代えて導入するという「地球温暖化対策税」は、どの程度の規模になるのか。
民主党の主張への疑問はつきない。
民主党は「一部大都市を除く高速道路の無料化」まで約束している。鳩山幹事長はかつて代表時代に、「甘い水より苦い薬」と標榜していた。
民主党は今、次期衆議院選に向けて、「甘い水」ばかりを振りまいているのではないか。』
朝日新聞2008年1月23日付社説
『民主党は、一般財源にすると同時に、暫定税率を全廃するという。全廃すると、国と地方で合計2.6兆円の税収減となる。税収がほぼ半減するが、それでも地方の道路工事は減らさないというのだ。まさか国の方をゼロにもできまい。となると、
どう工面しても財源が不足するに違いない。
「一般財源化」すると言ったところで、現実には、福祉などに使える一般の財源を、逆に道路へ注ぎ込むことになるだろう。
上乗せ税率全廃のツケが、やがて他の負担増や公共サービスの切り下げとなって回ってくるのではないか。これでは、あべこべだ。』
毎日新聞2008年1月22日付社説
『鳩山氏は(代表質問で)相当の時間を割いて「民主党の政府ができたらこうする」という説明に充てた。基礎年金は全額税方式とし、消費税をすべてつぎ込む。1人2万6000円の「子ども手当」を創設し、高校教育の無償化も進める。農家を直接支援するため「戸別所得補償制度」を創設する。高速道路は一部大都市を除き無料化する。そして原油高に苦しむ国民の声に応え、今国会を「生活第一・ガソリン国会」と位置づける。大半は、昨夏の参院選で同党が政権公約として提示したものだが、
実現すれば国民は喜ぶかもしれないが、その財源はどう捻出するのか。景気対策の名の下に築かれた赤字国債の山を見て、私たちは財政規律の大切さを学んだのではなかったのか。
鳩山氏は財源について、談合・天下りの根絶や国家公務員総人件費の削減など「無駄使いの一掃」によって確保できると主張した。しかし、
あまりに抽象的かつ楽観的な説明だ。国民の痛みには触れず、選挙に向けて果実のみを喧伝するようでは、民主党のリアリティーは生まれない。』
産経新聞2008年1月21日付主張
『民主党はその明確な財源手当てを示していない。つまりは、歳入不足が生じるわけだ。このまま与野党が激突すると、来年度予算案は衆院可決で年度内に自然成立しようが、租税特別措置法改正案は、参院でたなざらしとなり、期限切れでガソリンは値下げになる。その後に衆院で再議決しても、今度は増税になるから大混乱は必至だろう。民主党の作戦はそこにあるといわれている。
混乱を材料に解散・総選挙に追い込もうというわけだ。
だが、それは予算執行に支障をきたすだけでなく、市場にも重大な影響を及ぼす。すでに、市場は米サブプライムローン問題や原油高騰などで、極めて不安定化している。この局面で混乱が生じれば、市場は改革の減速が決定的とみて、“日本売り”に拍車をかけよう。それは、景気悪化の引き金になりかねない。(中略)
「25円値下げ」の代償はあまりに大きい。民主党がそれを考えずに政争の具に使おうとするなら、責任政党たり得ないと評されても仕方あるまい。国民も目先の利益に惑わされない冷静な判断が求められる。』