実績④福祉医療
実績④福祉医療
■市立看護大学4年制開学 訪問看護の担い手を育成
「一日も早く退院して住み慣れた家に戻りたいけど、訪問看護師が足りないみたいで・・・」ー。全国で深刻化する看護師不足は川崎市も例外ではありません。地域医療の要である看護師の確保へ、河野が着目したのが市立看護短期大学の改革による人材の発掘でした。当時、幸区にある看護短大は年を追うごとに人気が低迷。理由は「短大ではなく4年間かけて学びたい」という近年の学生の意識変化でした。現場教職員の方々や学生のニーズを捉え河野は、「短大を4年制化」するよう市長に強く提案。さらに4年制への移行を円滑に進めるため、佐々木さやか参議院議員とも連携し、文部科学省の認可を取り付けた結果、今年4月に4年制大学として開学することができました。落ち込んでいた志願者数は一転、「公立大看護学科では群を抜く高倍率」(読売新聞掲載)と一躍、人気大学に躍り出ました。卒業後、市内の病院や訪問看護ステーションに就職した場合は、市独自の奨学金(月3.2万円)の返還を免除する制度があります。河野は、制度の活用を促し、地域医療の担い手育成から定着まで一貫して推進してきました。
今後は、より専門性を高めた認定看護師などの育成に向け大学院の設置をめざします。また、本校舎と地理的に離れた場所に設置される「サテライトキャンパス」の新設も推進し、現在キャンパスのある幸区以外でも学べるように取り組んでいきます
▲市立看護大学を視察(左から5人目)
大学院、サテライトキャンパスの設置をめざす
■がん対策を拡充
「がん相談支援センター」「がん診療連携拠点病院」を新百合ヶ丘総合病院を含む5か所に
がん検診コールセンターに保健師を配置、検診率向上を実現
■認知症対策を拡充
認知症疾患医療センターを開設
聖マリアンナ医科大学病院・かわさき記念病院に相談センター開設
■子どもの弱視、早期発見へ
3歳児健診で機器活用
近年、早期発見・治療が重要と指摘されている子どもの弱視(50人に1人といわれている)について、河野は、市医師会の小児眼科ドクターと連携し保育園やこども園での調査を実施しました。専用の検査機器「スポットビジョンスクリーナー」によるモデル試行検査では、こどもの約10人に1人の割合で、弱視や斜視、アレルギーなど何らかの異常が発見されました。人の眼の機能は3歳ごろまでに脳の発達とともに急速に成長して6~8歳で完成することから、3歳児健診などで機器検査を実施し治療の機会を逃さないように提言。2023年度から川崎市の3歳児健診などで順次、スタートする運びとなりました。
■庁舎等トイレ環境整備
男性トイレにサニタリーボックス、女性トイレ(看護大・幸区役所)に生理用品無料提供機器導入
「男性トイレにもサニタリーボックス(汚物入れ)の設置を」2022年6月の市議会定例会において河野は、一般質問で提言しました。膀胱がんや前立腺がんの治療後の男性は、尿漏れパッドをつけることで、いち早く社会復帰をすることができます。しかし、外出先の男性個室トイレには、パッドを捨てられる場所が少なく、河野へ対応を求める相談が寄せられました。6月の議会質問で取り上げた結果、市庁舎や区役所でのボックス設置が実現。今後、他の施設にも設置が予定されています。河野は、がん治療と日常生活の両立へ、こまやかな心を配り「男性トイレのサニタリーボックス設置が当たり前のことになる社会にしていきたい」です。
また、女性トイレには、「生理用品」の提供が必要です。河野は、生理用品の無料提供機器の導入を手掛ける民間事業者と川崎市の連携を推進。結果、市立看護大学の女性トイレ、
幸区役所、幸スポーツセンターなどに設置導入されました。
■動物愛護センター
動物愛護センター(アニマモールかわさき)開設
■肺炎予防ワクチンの公費助成を実現