1月31日の午後1時半より、川西市文化会館において、川西市中央地域包括支援センターの主催で「認知症の正しい理解と効果的な予防」の講演会が開催された。
初めに川西市健康福祉部の根津部長、川西市医師会の藤末副会長の挨拶に引き続き、鳥取大学医学部教授の浦上克哉医学博士の講演会が始まった。
講演では、認知症とは…単なる年のせいではなく病気である。物忘れのために日常生活や社会生活に支障をきたす状態で、単なる物忘れの特徴として①内容の一部を忘れる、②人の名前が出てこない、③ヒントがあれば思い出せる。一方、病気による忘れ(認知症)は①内容を全部忘れる、②メモをしてもメモが分からない、③今まで使っていた道具が使えなくなる等があれば要注意。さらに認知症発見のチェック項目として6項目をあげられ①時間や月日が分からない、②身近な家族の名前が分からない、③大切なものが分からなくなる、④大事な約束を忘れてしまう、⑤料理のレパートリーが少なくなる(日頃料理をする人の場合)、⑥会合など外出が少なくなる等で、代表的なアルツハイマー病の特徴は、物忘れで発症、発症時期が不明確、ゆっくりと悪くなる、運動障害がない等発見が遅れやすい点をあげられた。現在では、治療薬もあるが、元通りになるのではなく、抑制効果である。認知症患者数は462万人と発表されているが、その予備群は400万人とも言われている。
そこで予防はできないのかとの疑問が出てくるが、アルツハイマー病は、アミロイドβ蛋白という物質の蓄積が原因となっており、アミロイドβ蛋白を溶かす薬剤もある。また、よい環境であればアミロイドβ蛋白の蓄積も少ない。
認知症は治療・予防ができるので、これから何をすべきか…認知症検診と予防が重要で、物忘れ相談プログラム開発・活用し、鳥取県琴浦町で取り組みが始まり全国に広がっている。
川西市でも、同様の取り組みが一日も早く取り入れられるよう協力していきたいと考えています。
まずは、認知症になりやすい生活習慣であるテレビを見ながらうたた寝をする散歩もしない生活(頭に刺激のない生活)から創造的なこと…短歌・俳句を作る、日記を書く、運動をする、笑う等の生活に変える必要がある。
それ以外にも「トリゴネコーヒー」や「アロマセラビー」も効果が確認されているらしい。
詳しくは、2月25日にABC朝日放送で19時~20時54分に放映される「たけしの健康エンターテインメント・みんなの家庭の健康」紹介されるそうです。
講演を思い出しながら、番組で復習したいと思います。

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川西市 大矢根秀明
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