神戸市のラッセホールで開催された政策研修会では「年金の現状と今後の展望について」と題して、厚生労働省・大臣官房総務課企画官・宮崎敦文氏による講演が行われた。
開会では赤松県代表より挨拶があり、「現行の年金制度は出生率の回復や2009年の運用益などで収支均衡が維持できている。民主党は自公政権に反対を主張して政権交代した。外交では普天間から辺野古移転を否定、労働行政では年金制度の創設と年金の一元化を主張していたが、遅々として進まず、最近やっと年金の一元化などを後退した内容で提案している。」と批判した。
講演で年金制度全般の説明と事前に提出している質問に答えながら進められ「年金制度は5年ごとに財政検証を行っており、給付率は現役世代の平均収入の50%相当を確保となっているが、デフレ経済が長期化すれば50%を割り込む可能性はあるが、制度が破たんすることはない。」と「さらにデフレ経済に弱い制度であるため制度の見直しや改善が必要なことは各党とも認識している。」と語られ、現時点では年金制度は大丈夫だが、年金制度も改善も必要でそのポイント等について種々説明があった。
合わせて次期衆院選候補の紹介があり、兵庫2区の赤羽一嘉・党兵庫県本部代表代行と中野洋昌・党青年局次長(写真)から挨拶があり、次期衆院選勝利への決意を新たにした。
建設文教公企常任委員会に分割付託された議案は5つで、一般・特別会計の補正予算の審査を行った。
一般会計では、中央北地区推進事業の前倒し実施に伴う事業の進捗状況を、幼稚園備品整備事業では加茂幼稚園で平成24年度から実施の3歳児保育備品購入の詳細を、教育施設耐震化事業では耐震工事の前倒しに関し、児童生徒の安全確保と工事管理体制と共に、工事期間の円滑な学校給食実施や仮設校舎の設置期間、運動場の樹木や付帯設備の工事後の復元方針について質疑が交わされた。
中央北地区土地区画整理事業特別会計補正予算では、移転実施計画の前倒しで換地設計と合わせ実施が必要で、換地設計の委託経費を追加するもので、委託業者選定の考え方や委託料の妥当性や完了目途などの質疑が交わされた。
下水道事業会計補正予算では、汚水ポンプ施設保守管理業務委託の競争入札や契約方法について、機器故障などの緊急時対応などの詳細について質疑が交わされた。
なお、水道事業会計と病院事業会計の補正予算については、質疑・意見共になかった。