<主な挨拶内容>
『改めまして新年明けましておめでとうございます。本日は、川口市日中友好協会の新春懇親会が、このように盛大にかつ有意義に開催されますこと、まずもって心からお慶び申し上げます。
ご案内のとおり中国と日本は隣国として、古くは漢字文化に始まり、仏教の伝来、ここ江南春さんも中華料理店でありますが、食文化や医学の普及など、日本の発展は中国の存在なくして語ることはできません。隣国同士が友好関係を維持していくには、相互理解と交流の積み重ねが必要であります。歴史を振り返りますと、ヨーロッパでは、ドイツとフランスが、かつては世界大戦で二度にわたり戦火を交えるなど、宿敵同士でありました。1963年に独仏協力条約(エリゼ条約)を締結して、先月50周年の節目の年を迎えましたが、今では、ドイツとフランスがEU加盟国の主要国となって、ヨーロッパ経済を牽引しています。2003年には共通の歴史教科書まで作り、隣国協調の姿を示しました。そして何より国民が、対立がもたらす代償がいかに大きく、和解から得られる利点がいかに大きいかを、歴史の教訓から学んだことが相互理解につながったと言われております。
日本と中国も昨年、国交正常化から40周年の節目を迎えました。当時、池田大作創価学会会長は、中国との友好なくして、アジアの安定も、世界の平和もあり得ないと、国交正常化を提言されました。中国は、日本の文化の大恩人の国であり、人口も日本の約12倍、面積も25倍の大国であります。お互いに引っ越すことのできない隣国同士であり、今後とも相互理解を深め合いながら、忍耐強く交流を積み重ねていくことが必要であります。そのためにも、川口市日中友好協会のように、地道な草の根の心と心を結ぶ交流が大変に重要なわけであります。
結びに、川口市日中友好協会の益々のご発展と本日ご参会の皆々様のご健勝、そして更なるご活躍を祈念いたしまして、お祝いのごあいさつとさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。』
