本日午後から大野知事の「ふれあい訪問」に地元県議らと同行し、川口市内の事業所を視察です。特色ある取り組みを拝見し、勉強になりました。
・(株)フジムラ製作所
2000年に板金工場として創業。ICT化を推進し、見積り、製造、納品、フォローアップまで全ての行程をデジタル化、ネットワーク化しています。そのレベルの高さに驚きました。80名ほどの従業員のうち、3分の1が女性。さらに20代から40代が多くを占める活気ある会社です。
・(株)大泉工場
鋳物と機械製造の工場跡地を新しい魅力スポットとして再生。オーガニック食品など「食」をキーワードに多彩な事業を展開しています。オフィスになっている築80年ほどの洋館も見学させて頂きました。世界中の人々が集まる「世界の川口」を目指しています。
・社会福祉法人鳩ヶ谷ほっとすてーしょん
パンやクッキー、野菜づくりなどの活動をしている障害者就労支援施設です。
県内ホテルが主催する障害者施設対象の「焼き菓子コンテスト」に2年連続で優勝しました。
本日、埼玉県議会9月定例会は最終日。
コロナ対策関連など1313億円の補正予算案をはじめとする議案が可決しました。
下記、主な項目です。
・新型コロナ専用医療施設整備の助成 38億円
・医療機関の人工呼吸器整備など体制強化への助成 594億円
・軽症者ら向け宿泊療養施設の確保 69億円
・観光客向けクーポンの配布や観光バスの需要喚起 5億円
・中小企業のオンライン販路開拓の支援 2000万円
閉会後、公明党議員団として「令和3年度予算編成に対する要望・施策」を知事に提出しました。県議団が定例会中に議論した重点17項目を含む全286項目が盛り込まれています。以下、重点要望になります。
1.新型コロナウイルス感染症対策の強化
(1)検査体制のさらなる拡充
(2)保健所のさらなる負担軽減策の推進と体制の強化
(3)コロナ患者受け入れ医療機関への支援拡充
2.地域包括ケアシステムの充実発展と地域共生社会の推進
3.介護職員、保育士、障がい者福祉施設職員の処遇改善と人材確保対策の強化
4.総合的な認知症対策の強化
5.児童相談所の体制強化と里親委託の推進
6.「かかりつけ医・薬剤師」の推進強化
7.首都直下地震などを想定した防災・減災対策の強化
8.水災害対策を流域治水対策に転換し、具体的な対策を推進
9. 避難所となる県立学校体育館の空調設備の設置と屋根の断熱・防水化
10.公共事業量の安定的確保および設計・発注・施工時期の一層の平準化
11.県内経済回復に向けた県独自の施策の推進
12.SDGsの具体的取り組みを推進
13.コロナ後の経済回復にグリーン・リカバリーを積極的に導入
14.プラスチックごみ削減の具体的対策の推進
15.デジタル化などの推進で行政手続きの簡素化・効率化推進
16.教員の負担軽減策の拡充
17.特別支援学校の教室不足の解消