トランプ米大統領体制発足に思う
ー古典に学ぶ、超大国米国の世界に対する責任と役割
「大国を治むるは小鮮を烹(に)るがごとし」(老子六十章)
「大国は下流なり。天下の交なり。天下の牝なり。(老子六十一章)
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」(孔子)
1月20日トランプ氏は正式に米国大統領に就任しました。トランプ市の過激な言動に世界中が振り回されています。
ここで政治のあり方を考えてみたいと思います。
第一は老子六十章の「大国を治むるは、小鮮を烹るがごとし」です。大国の政治はできる限りおだやかに行うべし、ということです。トランプ氏は米国社会を分断する言動を行っていますが、こうした乱暴な行為は慎むべきです。
第二は老子六十一章の「大国は下流なり。天下の交なり。天下の牝なり」です。大国は大河の下流です。多くの支流を支える役割を担っているのです。大国は「天下の交なり」というのは、大国は世界の交流の場だ、という意味です。大国は世界の交流の中心にならなければならないのです。大国は「天下の牝なり」というのは、大国は「女性」すなわち「母」にならなければならない、ということです。
第三は孔子の「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。「自国が第一」という考え自体は間違っていませんが、しかし、他の国々に害を与えても「自国第一」を貫く、という生き方は間違っています。行き過ぎた「自国第一」は紛争の原因になります。
老子六十章、老子六十一章、孔子の教えに反する生き方が、最近流行していますが、このままでは世界が混乱します。悪くすると戦争が起こるおそれがあります。
トランプ氏はじめ過激な言動を行う政治家が増えていますが、国民の力で紛争の激化を阻止したいものです。