先日、映画「シンゴジラ」を鑑賞しました。興行収入80億円を超える大ヒット作です。
友人から「ぜひ見てほしい」との話があり、奥さんといっしょに映画館へ。夫婦で映画を見るのは10年ぶりぐらいかもしれません。
ゴジラの新作ですから、子ども向けの作品と思いきや、全然違いました。
ゴジラ以外の配役は、そのほとんどが政治家、官僚という設定。
話の内容もゴジラ出現からの政府の対応を中心に描かれています。
そこには、安全保障、危機管理、原発、日米関係など、現在、我が国にある課題に対しての問題提起を思わせます。
一番印象に残ったのは、巨大不明生物特設災害対策本部が設置された後の動きです。
官僚や学者など「組織」になじまない、はみだしものたちを集めた緊急対策チームが最後まで一丸となってゴジラと対峙する姿は、世界が評価をする日本人の勤勉さを物語っていると思います。
日本は、そのような名もない人たちの力によって、戦後復興を成し遂げ、多くの困難を乗り越えてきました。現場力こそ我が国の強み、誇りだと思います。だからこそリーダー(政治家)の存在が重いわけであり、そのような庶民を大切にしなければならない。