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川口市 萩原一寿
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森田実の言わねばならぬ 2013.11.4(その2)

平和・自立・調和の日本をつくるために【715】

《今日の論点(2)》[新聞批評]特定秘密保護法案への新聞の姿勢を問う〈7〉半藤一利・保阪正康共著『そしてメディアは日本を戦争に導いた』(東洋経済新報社、2013年10月24日間、1500円+税)を読む(その1)

「国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である」(半藤一利)

 

 [新聞批評」を書き始めたとき、友人が本書『そしてメディアは日本を戦争に導いた』を届けてくれました。
 表1にはこう記されています。
《軍部の圧力に屈したのではなく、部数拡大のため自ら戦争を煽った新聞。ひとりよがりな正義にとりつかれ、なだれをうって破局へ突き進んだ国民…。昭和の大転換期の真相を明らかにし、時代状況が驚くほど似てきた“現在”に警鐘を鳴らす。》
 半藤氏は「はじめに——いちばん大事な昭和史の教訓」の中で次のように述べています。
《昭和改元から昭和二〇年八月までの昭和史の二〇年間において、言論と出版の自由がいかにして強引に奪われてきたことか。それを知れば、権力を掌握するものがその権力を安泰にし強固にするために、拡大解釈がいくらでも可能な条項を織りこんだ法をつくり、それによって民草からさまざまな「自由」を巧みに奪ってきたことが、イヤになるほどよくわかる。権力者はいつの時代にも同じ手口を使うものなのである。》
 同感です。学ぶべき大事な指摘です。私は新聞が再び同じ過ちを繰り返さないことを願いこの[新聞批評]を書いています。一部の中央紙は、軍部に協力した戦前の新聞と同じ道を進んでいるように見えます。危うい新聞がいくつかあります。

 

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