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公明党広報
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川口市 萩原一寿
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 25日に宮城県名取市を訪れました。昨年の東日本大震災から約1年半が経過した復興の様子を伺うことができました。名取市は、仙台市の南部に隣接しており、今回訪問したのは、仙台駅から車で約40分のところにある閖上(ゆりあげ)地区です。閖上地区は、沿岸部に面しており、昨年3月11日の大津波によって900名近い住民が亡くなり90パーセント以上の家屋が破壊をされました。かつて数千人以上の人口があったところに、今はほとんど誰も住んでいません。

 

 復興計画は遅々として進まない状況で、あたり一面は、街が形成されていたとは思えない静けさでした。地区内の土地をかさ上げする再開発計画も方向性が定まっていないそうです。それは、仮設住宅などに移り住んでいる、旧住民で閖上地区に戻りたいと思っている方とそうでない方が同じようにおられるからだそうです。そこには筆舌に尽くせぬ旧住民の『記憶』と『心』の問題があるのです。

 

 地区内に『閖上の記憶』というプレハブの施設がありました。そこは、保育園の跡地に設置されていました。10坪程度の平屋の建物に、ボランティアさんが運営しており、地区の航空写真や昔からの写真など旧住民が記憶を呼び起こすような展示がしてありました。旧住民の『心のケア』の一環として、又、失われてしまった自分の故郷を、どうやって再建していくのか、イメージを膨らませるための施設でもあるのです。

 市民の方が話されたのは、『大きな津波は、三陸方面に来るもので、この地域(名取市などの砂浜の地域)に来るいう意識が弱かったと思います。』との話が記憶に残っています。我々は、まだまだ途中にある被災地の復興を最大限に支援していくことを忘れてはならないと思う。

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