モバイルサイトQRコード
QRコード対応の携帯電話をお持ちの方は画像を読み込んでいただくことでモバイルサイトにアクセスできます。
Twitter
ブログパーツ
公明党広報
サイト管理者
川口市 萩原一寿
dtmp-a0509ka@diamond.broba.cc

16日午後宮城県松島町にある、『マリンピア松島水族館』に伺いました。被災地の観光産業の復興の状況を調査いたしました。当館は民間であり、開館してから約80年の歴史を持つ老舗の水族館です。松島海岸に隣接しており、震災時に津波の被害から従業員の懸命なる立て直しで4月23日には営業再開にこぎつけたのです。このことはテレビでも紹介されました。

 

震災直後、約1メートル以上の津波が押し寄せましたが、観光客を近くにある丘などに、従業員が誘導していきました。それにより、館内におられた方では死者はもとよりケガ人も一人としていなかったそうです。その時に活躍したのがトランシーバーだそうです。館内と避難場所を結ぶ連絡手段としての役割を果たしたのです。

 

翌日から社員40名の大半で復旧作業を始めたそうです。水道が復旧していない状況で、海水を使って洗浄作業を行いました。設備の補修なども普通であれば専門の業者さんが行うものですが、従業員が自力で進めていったのです。又、当館に自家発電の設備があったことが復旧に大きな役割を果たしたのです。今回の視察で感じたのは震災直後のライフラインの復旧です。水道、電気、道路、鉄道、電話など、もしそれが止まった時に予備を持っているのか否かで様々な救援、救済、復旧のスピードも変わってくるのです。

 

当館は営業再開後のゴールデンウィークは、ほぼ前年並みの客数がそれ以降、落ち込んでいるとの話を伺いました。それは修学旅行客が激減しているためです。今回の震災における被災地域の主要産業の多くは漁業と観光です。賢明な努力で営業を再開しても、軌道に乗せるためには様々な障害を乗り越えなければなりません。ここは国の対応が大事になります。公明党が現在、提唱している東北方面の高速道路料金無料化もその一つです。被災現場の経済が活性化していくための施策を次から次へと打たねばなりません。

 

コメントは受付けていません。