埼玉県男女共同参画推進センターの主催で、千代田区男女共同参画センターMIW、日本クローズライン・プロジェクト、レジデンス、デートDV防止ネット埼玉の協力で開催された「DV防止フォーラム2010in埼玉」《広がる若年層のDVにSTOPを!》がさいたま市のWitu Youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)で6日午後1時半から(午後4時半まで)開催されました。
当日は第1部として3つの講演が行なわれ、休憩を挟み、第2部としてディスカッション「いま私たちに出来ること」と題して、講演された3名の講師と参加者の意見や要望を取り上げ、さらに協力団体へのインタビューなどを取り入れて進められました。
第1部での講演は
1、「なぜ恋愛と暴力を間違えるのか」と題し、東北大学教授・沼崎一郎氏が講演
(高校生のデートDVの実情をビデオを参考に説明、何故起きるのか、恋愛と暴力の区別が理解できていない実情、人間を所有物扱いする行動はDVの現われ、携帯電話は監視のアイテム、当事者以外には礼儀正しい振る舞いが実態把握を遅らせる、男は女を守らない。《自分のものか、所有物しか守らない。》など現在の社会構造(テレビ放送等)を踏まえて広まりつつある若年者へのDVの実態を説明されました。)
2、「DVと女性たちが受けてきた暴力との関係」と題し、全国女性シェルターネット事務局長・遠藤智子氏が講演
(全国のシェルター利用の現状と、昨今大学生のデートDVの相談も増加している実態と事例説明、デートDV被害者に対する調査の分析、さらに、1、被害者の環境の中に被害と認識させない環境が出来上がっている。2、女性に対する暴力に対して、被害者も悪いと考える、認識させてしまう社会的な風潮がある。3、暴力被害を受けた後、その被害者がターゲットになりやすい、被害者に自尊心が薄れてくる兆候もある。など活動の中で把握した事例を多く紹介し、ターゲットになりやすい状況から、被害に遭わないための改善策等を説明。最後に韓国での予防教育を取り上げ、日本での取り組みの遅れを指摘されていました。)
3、「高校でデートDVの予防啓発を行なう意義」と題し、県立庄和高校教頭・細田眞由美氏の講演(デートDVの起きていない学校は無いとおもっている。いじめの無い学校が無いのと同じ。自分の学校には無いと言う教師は、認めたくないから。と思えるとの説明。さらに、予防啓発のための教育が必要。認識や知識が無いから実態や身の回りで起きている事態を理解できないだけ。授業やワークショップで取り扱えば、現実への認識を持ってくる。さらに、テレビや漫画の中に含まれるDV表現を甘く見る、時代風潮などと容認する風潮がある。また、暴力を容認する社会現象もあるのも現実、などと現在の高校生を取り巻く環境への警鐘訴えていました。)
《3名の講師の講演内容の要旨は、私自身の記憶とメモを参考に記載したので、実際の内容とは多少異なる表現内容になっているかも知れません。》