東京オリンピックパラリンピック対策特別委員会で行政視察(1月10日~11日)
1月10日 東大阪市 ラグビー・ワールドカップ2019成功への取り組みについて
東大阪市にある有名な花園競技場で、ラグビー・ワールドカップ開催されることが決まり、4年に一度ではなく、東大阪市で開催は一生に一度だ との掛け声のもと様々な取り組みを行っていました。まず、この世界レベルのイベントでは、経済効果がどれくらいなのかと、説明の中では、前回大会のイギリスでは約27億ポンド(4860億)と、期待値は大きいものと認識しました。川越市でのオリンピック効果は、工夫次第で大きくも小さくもなるのではと、経済効果が最大限になるようあらゆる方向から、多くの諸団体と協力して取り組むべきと強く感じました。
取組の中で、ファンゾーンというのが設定され、遊びの要素も含み、大会期間中、大型スクリーンでの生中継や、飲食もでき、ラグビー体験が出来るアクティビティ―もあり、一日中楽しめるゾーンだそうで、川越で例えばオリンピック開催中、ウエスタ川越や総合運動公園で、ゴルフ競技に近い「グランドゴルフ」「ミニゴルフ」などが楽しめるゾーンをつくることもできるのではと参考になりました。その他では、ラガーシャツを職員が着る取り組みなどは、川越市ですでに行っているポロシャツ着用を拡大して、機運醸成の取り組みに活かせるのではと感じました。さらに、小学校でのタグラグビー実施を行っているとの事で、川越市も多くの小中学校で、ゴルフやオリンピック競技種目などを授業の一環に取り入れられるよう教育委員会と連携とってもよいのではと感じました。地域ドラマ作成もあり、川越市もまだまだ多くの機運醸成の取り組みができるのではと、大変参考になりました。
1月11日 大阪市 大規模競技大会等開催への取組について
大阪市では国際大会は数多く行われており、近年では、テニスのデビスカップ・サッカーワールドカップ・世界陸上などがあげられ、それら運営はほとんど、競技団体に行ってもらっており、強い運営団体に育てるための補助金等はあるが、行財政改革の中で、絞られた団体になっているようでした。しかし、世界大会が行えるような競技場の改修工事には大きな財政出動が不可欠であり、行政としても大きな役割をはたしていると認識しました。
多くの運営役員が必要となる陸上大会には、大阪市職員もボランティアで関わりながら、協力しているとの事でした。
機運醸成の取組では、大会市民応援団の結成を行い、地元での盛り上げ・会場周辺の美化活動・マラソン等の沿道応援・職員ボランティア、さらに大阪府内近隣市町村の子ども達を5万人無料招待をおこなったり、一校一地域運動も行っていました。
川越市としても、市民応援団の結成はできるでしょうし、美化活動の他、地域別に学校と合わせて応援国や応援地域を設定してフラッグ等も掲げる工夫もできるのではと思いました。また、ゴルフ競技場までの選手や観覧客ルートに応援スペースを設けてフラッグを掲げるなどの取組もできるのではと感じました。東大阪市と同様に教育委員会と協力して、一校一地域や一校一国運動も是非取り入れていただきたいと思いました。その他、大阪市では読売こども新聞が発行されており、日本陸上選手権大会特別号を作成して子供たちに配布したそうで、新聞社にお願いして、もしくは市独自で子ども新聞を作成して、川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部の事やゴルフ競技の解説などもできるのではと思いました。
夏の暑い時期の大会ではミスト散布もおこなっているようで、川越市も世界からお客さんをむかえるわけで、降り立つと考えられる川越駅や笠幡駅周辺に期間中ミストの設置も考えられるのではと感じました。