高梁市議会議員
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議会運営委員会視察報告

未分類 / 2014年7月31日

平成26年7月31日
① 津山市(議会運営について)
② 新見市(議会運営について)
津山市議会では定例会開会1週間前に議運を開催。その後、議案説明会を行っている。決算審査は各常任委員会別に分割付託をして審議している。定例会開会日に行う全員協議会では1週間前に議運で決定した内容を報告する。
一般質問の通告は開会日の終了後、15時までに提出する。昭和46年から一般質問と議案質疑は区別しないで一緒の扱いで行っている。当初の質問は登壇して行い、再質問からは自席にて一括か一問一答を選択して行う。通告書提出後、執行部と答弁原稿を渡して調整を図る。
② 新見市議会では1ヶ月前に議運を開き会期日程を決定する。定例会開会1週間前の議運で上程議案等の受付を行う。一般質問の中日に議運を開き、議案の付託先の決定、追加議案の受付を行う。また最終日の前日にも議運を開き、委員長報告の確認、追加議案の受付を行っている。一般質問の通告書提出は開会日の本会議散会後、1時間以内を締切としている。議員定数が4削減されたことに伴い、議会運営の効率化のために予算決算特別委員会を常任委員会にして本予算、決算、補正予算を審査している。
今まで県内の市議会を調査する機会がなかったが、今回の視察調査は大変有意義なものとなった。津山市議会、新見市議会の会期日程の組み方はともに参考になるもので、当市の議運の開き方に工夫が必要であると感じた。決算審査については津山市議会のように常任委員会に分割付託した方がいいのではないかと思う。

議会で未来をつくれるか!?研修報告です!

未分類 / 2014年7月28日

下記のとおり政務活動費を使用して、研究・研修、先進地調査、要望・陳情活動をしましたので、その結果を報告いたします。

1 日 時 平成26年7月26日(土)27日(日)
2 場 所 法政大学市ヶ谷キャンパス
3 応対者・職・氏名  市民と議員の交流づくり会議関係者
4 用 件  市民と議員の交流づくり会議2014で議会改革の研修を行うため
5 概要  テーマ 行政縮小時代と市民自治体「議会で未来をつくれるか?」
14時00分 開会 14時10分 全体会 
議会改革の現段階(2014調査報告) 長野基(首都大学東京)
行財政縮小時代に地域の未来をどうつくる!?自治体の将来ビジョンをどのように選び、実現していくのか
基調提起「議会はこの課題を担えるか」廣瀬克哉(自治体議会改革フォーラム)
パネルディスカッション
神原勝(北海学園大学教授)
「自律自治体の構築と自治基本条例・議会基本条例・総合計画条例」
神吉信之(ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州・代表)
「選挙とマニフェスト型自治体運営」中尾修(東京財団研究員)
17時00分 第1日・全体会・終了
7月27日(日)10時 全体会 
「公共施設等総合管理計画 縮小時代の未来を市民・議会・行政でどうつくる?」  
基調提起:菅原敏夫(公益財団法人地方自治総合研究所)
パネルディスカッション
本川祐治郎(富山県氷見市長)「新しい公共施設・利活用のカタチ―デザインワークショップで学校体育館を新市庁舎へ」
藤縄善朗(埼玉県鶴ヶ島市長)「公共施設を市民とともにつくりあげる―鶴ヶ島プロジェクト/これからの合意形成とプロセスのあり方」
饗庭伸(首都大学東京准教授)「都市をたたむ技術/参加と納得の合意形成のための手法」
コーディネーター:廣瀬克哉(自治体議会改革フォーラム)
13時00分 テーマごとのグループセッション
テーマA「どうする!?議員間討議」
テーマB「やってよかった!議会報告会×いってよかった!議会報告会」
テーマC「どうする!?わがまちの公共施設等総合管理計画」
15時00分 グループセッション全体共有  15時30分 第2日・終了
(感想)
参加者が年々減ってきている。議会改革に対する熱が冷めてきたのかもしれない。しかし兵庫県議の号泣で話題となっている政務活動費の問題等、社会から表面的な問題はとらえられても、議会としてどう改善すべきか抽象論しか提言できない。まだまだ議会の実態が認識されておらず、議会と議員のあるべき姿についての理念と期待がないと思う。そんな中でも市民自治の砦である議会として行財政減少時代に地域の未来をどうつくるかは意識して取り組んでいかなければならないと思う。議会基本条例の運用見直しとその公開については早急に行っていきたい。

図書館解放宣言!新図書館の最前線視察しました。

未分類 / 2014年7月24日

下記のとおり政務活動費を使用して、研究・研修、先進地調査、要望・陳情活動をしましたので、その結果を報告いたします。

1 日 時
      自 平成 26年7月23日 午前 9 時  
      至 平成 26年7月23日 午前 11 時  
2 場 所
佐賀県武雄市図書館
3 応対者・職・氏名
議会事務局次長 川久保和幸氏  教育委員会文化・学習課主任 菅埼登志龍氏
4 用 件
視察事項  新・図書館構想について  CCCを指定管理者にした経緯について
5 概 要
カルチャー・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)と武雄市が「新・図書館構想」のもと企画し、CCCが武雄市より指定管理者として図書館の運営委託を受ける武雄市図書館は2013年4月のリニューアルオープンから2014年3月までの来館者が92.3万人(前々年比3.6倍)貸出利用者数16.8万人(同2倍)となっている。「図書館をもっと多くの方に利用していただきたい。市民の生活をより豊かにしたい。」行政でできなければ民間の力を利用しなければならないということで、市長のCCCへの直談判アプローチにより、企画会社CCCと実現する新しい図書館の取り組みが始まった。CCCの連携により9つの市民価値を実現できることにした。①20万冊の知に出会える場所②雑誌販売の導入(ライフスタイルの導入)③映画・音楽の充実④文具販売の導入⑤電子端末を活用した検索サービス(iPad)⑥カフェダイニングの導入(スターバックスの出店)⑦「代官山蔦屋書店」のノウハウを活用したサービスの導入(自動貸出機、分類法、選択制)⑧Tカード、Tポイントの導入(同意、選択制)⑨365日、朝9時~夜9時までの開館時間  
高梁市では備中高梁駅北側の複合施設に整備を計画している新図書館について、CCCを指定管理者として準備を進めているので早く武雄市図書館を見なければと視察した。短い時間ではあったが、充分調査できて疑問点も解消し、大変参考になった。高梁ではワンフロアではないのでイメージしづらい。しかし駅前に駐車場をもっと確保しないといけないと思う。

常任委員会視察研修報告です!

未分類 / 2014年7月5日

① 長野県東御市(とうみSunライズ ワイン・リキュール特区について)
      (新規就農者支援について)
② 東京都東大和市(地場産野菜共同直売事業の推進について)
③ 奈良県宇陀市(鳥獣害対策について(職員による有害鳥獣駆除等))
東御市ではワインリキュール特区を活用して初期投資の少ない小規模な施設でワインの製造、販売が可能となるような条件整備を行い地域農業の振興を目指している。新規就農者支援として、市の支援制度と県の里親制度を合わせ、担い手育成、巨峰作業の労力確保、荒廃地対策等に力を入れている。
②  東大和市では農産物共同直売所運営委員会が主体となり、市役所ロビーで週1日、東大和市駅前で週3日アンテナショップを開設している。昨年度の売り上げは1985万円、来客数は39422人。市内産の野菜、果物,花きを生産者が直接提供しているということで好評を得ている。同会会員は全員エコファーマーとして認定され、新鮮で安全安心な農産物を生産し農業振興に努めている。
③ 宇陀市では平成21年5月から猟友会16人、市職員3人で鳥獣被害対策実施隊を設置している。防除施設設置補助事業も多彩に用意し、狩猟免許登録の経費の助成、共同でわなを管理する経費の助成をしている。また隣接の三重県名張市と県を超えて広域対策協議会をつくって国の補助制度を活用し多様な対策を実施している。
東御市のワイン特区については六次産業化の先進事例として参考になった。ただ行政が農業従事者に働きかけて六次産業化を進めてもうまくいくはずがないということを学んだ。宇陀市の取り組みについては、でき得る対策をすべて網羅しており、とても真似はできない。まずは鳥獣対策の部署を明確にし、職員の入った実施隊を早急に設置していかなければならない。