高梁市議会議員
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先進地で議会の見える化を勉強してきました。議会広報特別委員会視察報告

未分類 / 2013年2月7日

2013年2月5日愛知県大口町議会
市民見やすい議会広報の編集はどのようにするのか?
まず、議会広報の存在意義をはっきりさせるため「誰も読まないから始めよう」を根本にしている。編集方針は大きく二つで「わかりやすく」「ありのままに」とシンプル。

内容を拝見すると、確かに見出しや写真が目を引きやすいので記事に引き込まれる。図版の面積比率を設定していて余白も十分とっているので、紙面が見やすい。「追跡 あれからどうなった」という記事がある。これは、1年前の一般質問に対する執行部の取り組み状況を知らせるページのこと。ややもすると、「議員は執行部に質問しっぱなしではないか。」との批判を受ける。これは大変おもしろいので市民の興味をそそるものになるのではないか。本市でも取り入れていきたい。

全国町村議会コンクールにたびたび上位入賞されているだけあって、大変勉強になった。今後の議会編集はゼロベースでもっと市民が手にとって読みたくなるような紙面づくりに取り組んでいきたい。

2013年2月6日三重県鳥羽市議会
議会の見える化をなぜ進めているのか?
「議会は何も隠すことはない。あたりまえのことをしているだけ。」
自治体議会で全国初の議会ツイッターの導入、原則すべての会議のインターネット(ユーストリーム)中継など議会ICTの先進地の坂倉紀男鳥羽市議会議長は語ります。そこには「議会の見える化」を進めていかなければ議会に対する市民の評価はされないという強い意志が込められている。

生放送視聴者数及び視聴時間は最新データで32,748人、6,064時間(ユーストリーム)、録画放送視聴者(回)数は11,677人(ユーストリーム)、6,285(You Tube)

またツイッターとの連携により、ホームページのアクセス件数(累計)が大幅に伸びている。一昨年2月までは一日17.8件 昨年2月までが一日28件。自宅のパソコンのみならず、スマートフォンやタブレット端末から簡単にアクセスできる。

「高齢者はインターネット環境がなく活用できないから、インターネット中継をしなくていい。ケーブルテレビで放送があるから。」と議会の見える化に反対する議員がいる。それでは永遠に市民に閉ざされた議会になってしまうのではないだろうか。
今、スマートフォンなどでインターネットを使っている世代は、10年後、20年後に必ず高齢者になり、今より簡単で安価な端末が普及するのは間違いない。

「変わるか!高梁市議会」が今、問われているのだと警鐘を鳴らしたい。
今回研修した議会広報特別委員会委員全員がインターネット中継への決意を新たにしたと思う。本当に素晴らしい視察研修でした。