高梁市議会議員
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議会改革№1の市議会を勉強してきました。

未分類 / 2012年1月26日

朝来市議会では平成21年4月に議会基本条例を施行している。伊賀市の基本条例によく似ているが、議員討議については、委員会での意見交換会でのみ実施している。具体的には、執行部からの提案説明、議案質疑をした後、議員討議で意見交換を行い、討論、採決という流れで行われている。市民と議会の関係で、委員会の参考人招致は14回20人(団体含む)となっており、市民の声を討議に反映させるよう努めている。しかし、意見陳述の不安や陳情が乱発されないか等課題があるとのこと。また、市民と議員が自由に意見及び情報を交換する一般会議を開催している。平成23年5月実施の議会報告会は、12日間、12会場で延べ537人が参加している。議会と市長等の関係では、文書質問の義務付けを行っている。しかし、反問権は入れていない。
京丹後市議会では、平成19年12月に議会基本条例を施行している。昨年の4月に、同市議会の前議長の大同議員を講師に迎え、高梁市で議会改革の研修を行った。詳しい経緯経過については、その時に勉強したので、高梁市が現在作成途中の素案について参考になるようにと、池田議長が配慮して下さり、わかりやすく丁寧に説明をしてもらった。
基本条例はあくまで手段であって、議会改革を実行していくことが大事であること、何のための議会改革なのか、市民のための改革でなければならないこと、基本条例が市民にとって良いものになること、市民との約束事として条例を実行することが大切であること等を教わりました。
さすが、議会改革度ナンバーワンと言われているだけあって、大変参考になりました。議員間討議、反問権、議会報告会、政策説明資料の作成と提出、請願及び陳情の提案者の意見を聞く機会の保障等は条例の肝だと思う。今回学んだことを大いに参考にして、高梁市らしい議会基本条例の素案ができるよう取り組んでいきたい。


京丹後市役所前にて。朝から大雪警報が発令中でした。