高梁市議会議員
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政務調査研修報告

未分類 / 2010年8月29日

8月28日(土)29日(日)に法政大学市ヶ谷キャンパスで行われた「第10回市民と議員の条例づくり交流会議 自治体議会改革フォーラム」に初めて参加しました。前から参加したかった研修会でしたが、今回やっと参加でき内容もすばらしく大変参考になりました。

内容及び感想は以下のとおりです。

(内容)8月28日(土)14時から17時

市民と議員の条例づくり交流会議2010第1日 全体会

○自治に議会は必要か?基調講演  大森 彌(東京大学名誉教授) 「なぜ議会がなくてはならないか」

報告&パネルディスカッション・ 神吉信之(ローカルマニフェスト推進ネットワーク九州代表)・ 丹野綾子(河北新報社/連載「変えよう地方議会」取材班)・ 大同 衛(京都府京丹後市議会前議長)コーディネーター・ 廣瀬克哉(自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表)

(感想・今後の取組み等)大森先生からは、「独走ぎみに首長が議会に対し正面から挑戦を挑んでいることは過去に例が無かった。独走組3人衆である竹 原阿久根市長、河村名古屋市長、橋下大阪府知事が仕掛けている戦いは、地方自治の今後に確実に影響を与える。これまでの地方議会は、個々の議員が問題提起 するだけの議会だったから市民に信頼されなくなってきた。議員が調査、立案していく議会でなければならない。」「今後、地方主権関連法案が成立すると定数 の上限撤廃や議員報酬の決定など議会の責任がますます大きくなってくる。」などのお話があった。パネルディスカッションでは、神吉さんから「マニフェスト 懐疑論を逆手に」ということで、選挙時の透明性の推進、議会で総合計画の作成を、監査役としての進化、市民参加の促進、首長マニフェストvs議会マニフェ ストなどについて報告があった。丹野さんからは、「多くの議会が執行部と馴れ合い、機能を果たせていない。どうしたら議会は住民自治の根幹になれるか、先 進議会と改革意識のない議会を両方ルポしながら改革の道筋を提起するために『変えよう地方議会』の連載を開始したこと、そして、議会不要論には与しない、 安易な報酬・定数削減論には一貫して批判、市民の議会への参加が第一歩であるとの立ち位置を明確にして取材したことなどの報告があった。大同ぎいんから は、京丹後市議会の改革の取り組みについて、議会基本条例を検討する中で特に議論を要すること、条例の運用状況、12月に議会活性化特別委員会を設置する ことなどの報告があった。当市議会は11月より議会改革特別委員会の設置も決まり、改選前までには議会基本条例の策定に向けて動き出す予定。今回初めて交 流会議の研修に参加できて大変勉強になった。特に議会の報告よりも市民代表の取り組みや河北新報の丹野さんの取材の取り組みが参考になった。議決機関であ る議会の説明責任の重大さを実感した。
(内容)8月29日(日)市民と議員の条例づくり交流会議2010第2日第1分科会

「議会改革の現段階と最前線」○議会改革の現段階と市民の取り組み議会調査2010からみた議会改革の現段階と改革項目達成状況、議会基本条例動向と最前線について。市民からみた自治体議会の現状と課題。議会改革は市民に開かれているか。

パネリスト報告・ 溝部幸基(北海道福島町議会議長)・ 安藤邦彦(多摩市議会議員 議会改革特別委員長)・ 吉井俊夫(川崎市議会を語る会)・ 伊田昭三(川口市・議会基本条例を考える会代表)・ ディスカッション

(感想・今後の取り組み等)溝部幸基(北海道福島町議会議長)から「気がついたことから、できることから・・・・」と題して報告があった。開かれた 議会づくりの3つの視点として①議会の主役は議員②住民が参画する議会③変化を恐れない議会であると指摘。福島町議会の「開かれた議会」の歩みについて紹 介されながら、情報提供と政策提言で「実感できる議会」を目指す取り組みについてお話があった。安藤邦彦(多摩市議会議員 議会改革特別委員長)から 「もっと、よく見えてわかりやすく!多摩市議会の実践的議会改革」と題して報告があった。多摩市議会基本条例の特徴として①議会による事業評価を予算へ連 動②議員間討議による創造的な意思決定③市民からの政策提案の3点がポイント。条例制定のその先に、議会・議員の変化、議会の復権、二元代表の実質化、そ して市民意識の変化があると指摘。議会改革は議員改革であり市民改革であるなどのお話があった。吉井俊夫(川崎市議会を語る会)から「市民による川崎市議 会改革と議会白書づくり」と題して、伊田昭三(川口市・議会基本条例を考える会代表)から「市民が参画できる、開かれた川口市議会へ」と題してそれぞれ市 民団体からの報告があった。4人の方の報告とディスカッションから、議会改革で何を実現するのか、議会と市民参加をどのようにしていくのかという今回の交 流会議のテーマについて、その回答がちりばめていると感じた。安藤多摩市議会議員の報告でもあったように、議会改革とは議員改革・市民改革であり、まさに 今、議会・議員の力量が問われているのではないか。実効性と実現性と、そして何よりもわかりやすさが求められているのだと認識を新たにした。計画と執行と いう市民に見えやす部分を担当する行政に比べ、決定と監視をする議会の活動は、市民に見えづらく解りづらい仕組みになっている。今回の研修を契機に、当市 議会の改革に積極的に取り組んで、市民に見えやすく、わかりやすい議会にしていきたい。

公明党夏季議員研修会が開催されました。

未分類 / 2010年8月22日

8月22日(日)13時より、島根県松江市内において中国5県本部合同の夏季議員研修会が開催されました。この会合には党中央 から山口代表、斉藤政調会長、谷合参議院議員、山本参議院議員が参加しました。
山口代表は「公明党は団結第一でいく。『大衆とともに』の立党精神を実践し、国民の声を政策に実現できる力を 備えているのは公明党しかない。」と強調。「訪問対話運動、地域サポート運動、街頭演説など地域活動を通し、明年の統一選挙を大勝利しよう。」と呼びかけ られました。

委員会視察報告

未分類 / 2010年8月7日

7月29日から30日まで、市議会総務文教委員会の視察研修で京都府京丹後市、兵庫県豊岡市、兵庫県小野市に行ってきました。特に小野市の行政経営戦略の方針管理制度については、昨年の犬山市と同様の感動をしました。詳細については以下のとおりです。

京都府京丹後市「わかりやすい今年の予算」について
予算というものは、市民生活に多大な影響を及ぼす行政サービスの大要を定めるものです。そもそも予算は、市民の皆さんのものであり、市は予算の内容をわかりやすく説明する責任があります。
そ こで、法律で定める通常の予算書では伝わらない予算の具体的な内容を図表や写真を活用し、行政用語や専門用語をできるだけわかりやすい言葉で説明するよう 心がけながら冊子にまとめています。また、財政状況をグラフなどで示し、市の台所事情を少しでも理解できるようにしています。

兵庫県豊岡市「大学との連携」について
豊岡市では、大学の持つ知見・識見により、産業界や市の課題の解決、ニーズの充足を図り、産業界の発展や本市のまちづくりの推進に資するため、産官学連携を進めています。今日的な課題の解決や地域活性化に向け、兵庫県立大学経済学部との連携強化を図っています。

兵庫県小野市「行政経営戦略」について
小野市では、行政も経営という基本理念のもと、行政経営戦略4つの柱、すなわち「顧客満足度志向」 「成果主義」「オンリーワン」「後手から先手管理」を掲げ、市政運営に積極的に取り組んでいます。地域活性化の柱は「ことおこし」「ものおこし」「人おこ し」である。この3つのおこしが三位一体となって、賑わいづくりが誇りづくりとなり、誇りづくりが地域を愛する愛着づくり
につながるものと考え、市民の参画と協働のもとにまちづくりを進めています。