高梁市議会議員
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平成21年9月議会詳報です。

未分類 / 2009年9月4日

9月1日から18日までの日程で定例議会が開催されました。川上博司市議は、9月4日の一般質問に登壇し、質問戦に臨みました。今議会からの一般質問は一問一答の対面方式となりました。市民に分かりやすい議会を目指すために改革しました。
質問内容は以下の通りです。
(1)介護支援ボランティア活動について
介護保険制度における地域支援事業として、市町村の裁量により介護支援ボランティア活動を推進する事業を行うことが平成19年5月から可能になりました。具体的には、介護支援ボランティアの活動実績に応じてポイントを交付。ポイントは介護保険料や介護サービス利用料に充てることができ、実質的な保険料負担軽減にもつながります。それだけでなく、高齢者が活動を通じて社会参加・地域貢献ができ、自身の健康増進を図ることにもつながり、いわゆる介護予防にも役立ちます。本市においても、ポイント制度による介護支援ボランティア活動の導入について前向きに検討していくべきだと考えますが、今後どのように対応されるのか。
(2)在宅酸素療法治療者への支援について
在宅酸素療法というのは、酸素がうまく取り入れられない呼吸器障害の患者さんのために、電気によって酸素を供給する酸素濃縮装置を使用して行うものです。埼玉県長瀞町では、電気代を補助する支援制度を始めております。本市でも支援制度を早期に実施すべきではないか。
(3)校庭の芝生化について
コスト面の問題を解消する芝生化の手法が注目を集めています。通称「鳥取方式」と呼ばれるもので、苗代の材料費が安く、特別な土壌改良も必要ないため低コストで施工が可能、維持管理も簡単で維持費が低廉という「ポット苗移植法」です。これを採用して芝生化を進める自治体も出てきました。
芝生の植え付け、管理を子どもたちや保護者、また地域のボランティアなどの協力で行うことによって、地域で交流が生まれ、幼稚園や学校を地域で支える意識や地域の活力を生む契機にもなります。このように大きな効果が期待できる校庭の芝生化化を、鳥取方式により高梁市でも推進していくべきであります。倉敷市のモデル事業の取り組みのように、まずは実験的に、条件の整えられる幼稚園や学校を選び校庭、園庭の一部への導入を検討するべきと考えますが、どのように対応されるのか。

(執行部の主な答弁)
(1)介護支援ボランティアポイント制度については、実施自治体によると「問題と課題が多い。」と言われている。第4期の介護計画にも入れていない。
(2)在宅酸素療法者への支援については、電気代を補助するかどうかを含め検討し来年度予算で要求していきたい。
(3)校庭の芝生化については、提案のあった鳥取方式がコストも安く良いとは思うが、芝刈りが大変で学校に負担がかかるため、今のところ取り組んでいくのは難しい。