第10回全国市議会議長会研究フォーラムin福島
基調講演 五百旗頭 真氏の大震災からの復興と備えは、防災減災の必要性と日本人の気質を感じさせられました。阪神淡路大震災と東日本大震災、私はここから何を学び我が事として捉えていたのか、反省すると共に、行動に変えようと思うのであります。パネルディスカッションでは役重 眞喜子さんのお話に感銘を受けました。補助金の弊害については3.11の震災現場から見えてくるリアルな感情の変化、そして知らず知らず指示待ちに慣らされては変わらないのだと痛感。役重さんの経歴、体験を通して同性としてとても誇りに思い、農業従事者の凄さをここでも知らされました。日本になぜ農村は必要なのか。食糧の安全保障や国土・環境保全の重要性はもちろん、これから子育てにも福祉にもますます求められる社会の〈支えあい〉=総合扶助という基本ソフトの原点が、農村の暮らしの中にある…。厳しい自然と向き合う暮らし、都会に比べてお金で賄えるサービスの少なさなど、要するに不便さというリスクが人々のつながりをより濃密なものに…農業という、人の思い通りにならない自然の力と折り合っていく営みの中には、待つこと・我慢すること・助け合うことの普遍の原点がありる…
義母の家に行く度に実感するところであります。全ては人で決まるのです。