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現場主義。

絆を大切にすること

2015年7月8日

終日、挨拶回りの一日。そして、今日も感謝の一日。

挨拶の時、受ける相談や話題に高齢者の介護や認知症の話題がある。

アルツハイマー型認知症と診断された父親。

3世代の家族と過ごしていたが、家族は腫れ物に触るかのように、父親に対してよそよそしくなった。

ある日の夜、幼い孫が、ひどい腹痛になる。

子供のただならぬ痛がりように両親は戸惑い、慌てふためく。

その時、異様な気配を感じた父親が現れる。

そして、「この痛がり方は、お前(孫の父)が小学校のころ、盲腸を切った時と似ている。すぐに外科の医者に連れていくように」とアドバイス。

緊急入院した孫は、無事に治療を受けた。

後日、父親は「お前が(孫の父)盲腸になった時は、母さんと一緒に心配した。一晩中、眠れなかったよ」と。

盲腸になった本人ですら、忘れてしまっている昔のことを、認知症の父親が鮮明に覚えていた事実に家族は驚いた。

父は認知症になっても、家族を思いやる気持ちは決して忘れてはいないという事に気がついた。

 その後、家族は父親との絆を大切にするよう、接し方を変えた。すると、父は再び温厚で元気な姿を取り戻した。

人は認知症になっても、家族や周りの人々と仲良く暮らしたいという思いは変わらない。

 

 

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