胃がんリスク検診(通称ABC検診)の先進自治体とされる群馬県高崎市をっ視察してきました。
ABC検診とは「ピロリ菌感染の有無を調べる検査」と「胃炎の有無を調べる検査」を組み合わせて行い、胃がんになりやすいか否かを危険度分類するものです。
リスクが低いと判断された方は精密検査から除外される、つまり胃がんになるリスクが高い人たちを絞り込むことで「ひとりの胃がんを発見する費用」を削減できる費用対効果も優れているとされています。
検診の内容も血液検査だけなので軽い負担で胃の健康度が判定できるます。こうしたことから、墨田区でも昨年ABC検診の導入を提案し、今年度から検診制度の中に組み入れることになりました。
今回高崎市を視察したのは、ABC検診の結果、リスクの高い方に内視鏡検査などの精密検査をどのように勧奨しているのか、追跡調査をしているのか、中長期的にどのような効果が出ているかなど、ABC検診導入後の成果や、今後他のがん検診拡大への考え方や、特定検診との連携などにどう取り組もうとしているのか、などを調査するのが目的でした。
結果として、先進的に取り組んできたのは高崎市の医師会で、行政としては昨年度から実施したとのことだったので、データが昨年度のものしかなく、バリウム検査と比較して検診の効果が特筆できるものはありませんでした。中長期のデータの蓄積が必要になることは墨田区と同様でした。
ただ毎年度当初に健康づくり受診券を全世帯に送付し、市民の意識啓発につなげていることは評価できると思います。
ローカルマニフェスト推進地方議員連盟主催の「マニフェストサミット 2012」が8月5日~6日の2日間にかけて開催されました。
私は6日の午前中に参加。
はじめに、「国際都市間競争社会におけるまちづくり」と題し、森ビル株式会社常務執行役員の河野雄一郎氏から講演がありました。
1.今なぜ「東京」か
2.都市の集積力・磁力
3.複合機能、コンパクトで高密度なまちづくり
4.都市政策のパラダイム転換
大要以上の内容でした。
六本木ヒルズや表参道ヒルズなどの再開発にかかわった経験を通し、現在の課題と解決の処方箋を提示してくださいました。
ヒト・モノ・金・情報が集まり魅力ある都市だった東京が、いまや中国・韓国・シンガポールなど追い抜かれている実態を直視し、ハード・ソフトにわたる都市政策のパラダイム変換が必要とのことでした。
後半はパネルディスッション。
「続・大討論会 地方議会から変える大都市制度」
パネラーは、
横山正人氏 (横浜市会議員)
横井利明氏 (名古屋市会議員)
柳本 顕氏 (大阪市会議員)
阿部義博氏 (相模原市会議員)/コーディネーター
改めて申し上げるまでもありませんが、大阪の橋下市長の提唱する大阪市構想をきっかけに「大都市」のあり方が問われています。
大阪市が話題になっていますが、横浜市は中田市長時代に特別自治市構想を、名古屋も中京都構想を提唱するなど、ここ数年政令市を中心に 、これからの大都市のあり方など議論が行われてきました。
それぞれ一長一短あると思いますが、パネラーの話をうかがう限り、内容よりイメージ先行の感が否めず、詳細な詰めはこれからで、しかも紆余曲折が予想されます。
2重行政は大きな問題であり、その解決は望むものですが、 政令市だけのことではないので、個人的には道州制の議論を並行して進めるべきだと考えます。
久しぶりに東京寄席に行ってきました。
毎月末に上野広小路交差点にあるおなじみの上野広小路亭で開催されます。
今月から、サンミュージックと漫才協会から若手の芸人さんが出演してくれるそうで、東京寄席に初めて出演するメンバーが多かったようです。
今月は第31回公演ですので、2年半が過ぎたことになります。始まったころは観客が数人ということもありましたが、回数を重ねるごとに増えてきて、最近は満席に近いことも多くなりました。また、びっくりするほど若い女性が増えてきました。
今日は急用ができ、途中で帰ってしまったので、楽しみにしている丸一仙翁社中の「江戸太神楽」を観ることができなかったのが残念です。
いろいろなイベントが開催されたようですが、墨田区ではおなじみのデザイナー・高橋正美さんが葛飾北斎を語るトークショー「時空を超え創造する 過去・現在・未来 ~北斎との対話~ 」があるとうかがい参加してきました。
私も北斎については専門書などを通し学びつつあって、個人的にいろいろと考えるところもあるのですが、高橋さんはクリエーターとしての視点から興味深い話をしてくださいました。
想像以上に北斎に関し造詣が深く、北斎の生涯の絵を通し、芸術家としての哲学のようなものを感じ取られているようでした。
9月には「北斎のバードアイ―空からの江戸見物―」と題する展覧会がすみだリバーサイドホールで開催されますし、来年度には平成27年度開館を目指し北斎美術館が着工されます。
引き続き、「北斎でまちおこし」の機運を盛り上げていかねばなりません。
中央区で実施しているドッグセラピー事業を現地視察してまいりました。
月島駅からほど近い高齢者総合福祉施設晴美園で行っているドッグセラピーを見学させていただきました。
中央区では4つの高齢者施設で月2日ほど実施しているほか、障害者施設や学校などで実績があるそうです。
事業の実施は「国際セラピードッグ協会」に委託。代表の大木トオル氏からお話を伺いました。
大木さんは著名なブルースシンガー。音楽活動のかたわら、社会福祉活動・動物愛護活動に熱心に取り組むとともに、セラピードッグの育成・普及に30年ものキャリアを持つパイオニアとしても有名です。
今回お会いして初めて知りました。勉強不足で反省してます (;一_一)
特に素晴らしいのは、殺処分直前の犬を引き取りセラピードッグに育成していることです。
東日本大震災で家族を失い保護されていた犬も数多く引きとって訓練中だそうです。
ワンちゃんの訓練には2年半ほどかかるそうです。(訓練士になるには3年ほどとのこと)
写真のユニホームを着用しているときは絶対にほえないように訓練しているそうですが、ユニホームを脱ぐと普通のワンちゃんに戻るとか...
ドッグセラピーの効果を測る明確な基準をつくるのは難しいのですが、犬の名前を覚えることで徐々に記憶を取り戻す例とか、その結果意欲が出てきて寝たきりからトイレに行けるまでになった例などが報告されており、個人差はありますが、大きな効果を期待できると考えます。
また、大災害時のペット防災についても多くの示唆をいただきました。
中央区ではすでに9年の実績があるそうですし、葛飾区でもスタートしたそうです。全国的にも普及してきたことから、他の自治体の例も調べ、墨田区においても実現へ向け取り組んでいきたいと思います。
私は自治体の議員ですから、医療費の適正化は、当然国民健康保険会計における医療費が対象です。
副題として~広島県呉市における保健事業取り組みのご紹介~とあります。呉市の取り組みは先駆的事例として、全国的にも注目され、また、厚生労働省も大きな成果が見られるとして、全国の保険者に推奨しています。
私も2~3年前から着目し、視察にも訪れ、会派として議会の中で何度か取り上げてきましたが、今回のセミナーで、呉市の中本副市長とシステムを開発した会社の社長からお話をうかがうことができ、より詳しい制度設計について学ぶことができました。
国保だけではなく協会健保や一部の組合健保でも取り組み出しているので、今後全国に普及していくと考えますが、東京の国保は23区一体方式を採用しているので、23区で実現すれば、加入者数の多さから成果もケタ違いであることは間違いありません。
詳細は今後議会の中で詰めていこうと思いますが、23区の中で墨田区が先駆をきれるようさらに調査を進めてまいります。
今日の報道で知ったのですが、群馬県桐生市議会が混乱しているようです。
報道によれば、地元の市役所前での献血に対し、「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」とツィッターでつぶやいたのがきっかけとして、過去の発言も含め議員としての不適切な言動を根拠にした除名を求める懲罰動議が提出されたそうです。
過去の経緯や個々の議員の言動を詳細に調査していない私が、桐生市議会の判断にコメントすることは避けなければなりません。あくまで感想ですが、当該議員のブログやツィッターを見たところ、被災地の市民の心情を逆なでする言動に同じ地方議員として強い憤りを感じます。障害者を傷つける差別用語も使われていますし...
議員には選挙で選ばれた市民の代表という立場で自由な発言が認められています。
しかし、議員であれば、何を言ってもよいのか?
当然のことですが、裏付けのないことを根拠にした発言や人権感覚を疑われるような言動は許されません。
そこで、地方自治法では議会の秩序を乱す、条例・規則に違反する場合など公職者としてのあるまじき行為に限り懲罰の規定を定めています。
桐生市議会はこの懲罰規定を根拠にし除名を求める動議を提出したのですが、一般的には懲罰の対象は、議会内における発言や行動についてと解されています。かつ、除名は選挙で選ばれた議員を失職させるわけですから重い決断になります。除名無効の裁判を起こされることもあるでしょう。議会側が敗訴すれば復職してしまいます。
今回の問題はツィッターでの発言が主ですし、過去の問題行動もブログやツィッター上のものです。議会内で献血量が激減してもしようがないとか農作物を毒物と発言するなどもあったようですが、謝罪や訂正の意思がないということで(積もり積もったものもあったのでしょう)独自の判断をしたといえます。
私個人としては、これだけネット上で自分の意見を自由に主張できる時代ですから、公人としての本来業務に支障をきたし、ときに議会全体を巻き込む言動について放置しておくべきではないと考えていました。
今の状況は個人攻撃も可能ですし、人権を侵害するような発言も自由にできます。本来は個人の議員としての(というより人間としての)人間性の問題かもしれませんが、議員は発信力もありますし、影響力もあることを考えると、ネット上での発言といえども説明責任を課すことが必要なときが来ていると思います。
コメントする立場にないと言っていて申し訳ないのですが、最後にもう一つ個人として今回の桐生市議会の決断について考えを述べると、被災地の方の心情を傷つける発言を繰り返したり、地元の農作物を毒物などと発言し率先して風評被害を広める活動をしている議員に対しては、心から被災地の復興を応援しようとしている市民や農業経営の方々が力を合わせて解職請求を実現し辞職に追い込むことが、時間はかかるかもしれませんが適切だと思います。そうした人物は市民の代表として議員になるべきではないという市民力を向上させることにもつながり最善の策だと考えます。
他の議員からリコールの話が出なかったのか?辞職を求める市民や団体にアドバイスをすることもできなかったのか?性急に結論を出すのではなく広く問題提起をしてからでも遅くなかったのではないか?
さまざまなことを考えさせられました。
昨日の雨から一転、澄みわたる青空のもと、本所消防団消防操法審査会が行われました。
8つの分団が日ごろの訓練の成果を競うとともに、一朝有事の際は地域防災組織のかなめとして活動していただくための意識を共有する場といってもよいでしょう。
個人的な考えですが、消防署の職員には転勤がありますが消防団にはありません。定年まで地域防災の顔として、いわば言い訳のできない立場にあります。
私たち議員も同様で、被害を最小限に抑えるための日ごろの危機管理の意識が希薄な気がします。行政はさらにのんびりしているようで歯がゆさを感じる時もありますが、だからこそ仕事を持ちながら消防団活動に従事してくださる方々には敬意をはらうとともに期待しています。
それにしても炎天下の中、来賓などの長い話を最後まで身じろぎもせず聞いていただいている姿に申し訳ない限りです。
訓練ではありますが、表彰から終了までの時間はもう少し短くしてもいいのではないかと思います。








