墨田区議会 懲罰特別委員会が開会されました
【チーム議会】【菊の日や もう一度紺がすり 着てみたし】
墨田区議会では、大瀬康介議員に対する懲罰動議を審査するため、懲罰特別委員会が設置され、本日第1回目の委員会が開会されました。
12月5日に大瀬議員の担当部長に対する発言が、地方自治法第132条で禁止されている他人の私生活にわたる言論に当たるのではないかとのことで、自民党会派のうち4人から提出されたものです。
地方議会は言論の府であり自由な言論を通じ墨田区の意思を決定する役割がありますので、議員の発言は最大限に保障されなければならないものです。他方、だからと言って何を発言してもよいかというと当然禁じられていることもあるわけです。
以上を前提に、懲罰を科すことは当該議員の活動に不利益を及ぼすことになりますし、処分の内容によっては議員の身分にも関わりますから、慎重かつ丁寧な議論が必要であると思っています。
今日は、提出者からの説明と質疑、大瀬議員の一身上の弁明、当該部長の質疑当日の心情などを伺い、論点が整理されてきたと感じています。今後、地方自治に精通した弁護士や有識者のご意見もお聞きし、最終的な見解をまとめていきたいと思います。
ただ、他の委員の質疑を聞いていて委員会終了後、冒頭紹介した言葉が思い浮かび、次のようなことを考えていました。
【チーム議会】とは、地方議会改革のキーワードとして注目されている表現です。地域課題を解決する議会として、議員だけではなく、議会事務局職員や住民、NPOや有識者などを巻き込み『チーム墨田区議会』として議会改革の第2ステージに立たなければいけない段階に来ているのに、単独で活動している大瀬議員にチーム墨田区議会の一員になってもらうにはどうしたらよいかということ。
【菊の日や もう一度紺がすり 着てみたし】は、私が敬愛する吉川英治さんが文化勲章をいただいた日に詠んだ句です。我以外皆我師(われ以外皆わが師なり)をモットーにした氏は、生涯謙虚な方だったようで、句の意味は、「日本の中で、ほんのわずかの人しか貰うことのできない最高の栄誉をいただくことになったけれど、ここで威張ってはいけない。今こそもう一度、あの紺がすりの着物を着て勉強した書生時代の気持ちになって、勉強しなければ……。」苦学した頃を忘れてはいけないと自らを律する精神力を持てたらいいなと、常に言い聞かせている言葉ですが、この句を思い浮かべたのは、大瀬議員の発言は全体的に尊大であると感じるからです。責任と誇りを持ち仕事をしている職員に対し、時に敬意を払うことがあってしかるべきと思うのですが、上から目線の発言が多いのは残念で、どうすれば、大瀬議員にこのことを理解してもらえるか、なんとなく考えていました。
