富山市「体育館のデッドスペースの地域健康拠点へのリノベーションについて」視察報告
1、視察・研修日時、テーマ
8月2日(木)14:50~16:00 体育館デッドスペースの地域健康拠点へのリノベーションについて
2、視察場所:トヤマタウントレッキンングサイト(TTS)
3、調査目的:公共施設のデッドスペースを、民間の活力でリノベーションすることに成功した事例の調査・研究
民間事業者との契約(あるいは協定)などの内容について調査。総務省が募集したコンペに応募したそうだが、同事業はすでに終了している。墨田区において参考になるかどうか?健康ハウスの活用を視野に入れること。
4、調査内容
① 平成28年度の総務省「公共施設オープンリノベーション・マッチングコンペティション」に応募し採択された事業(現在は公募していない)
② 乃村工藝社が中心となり富山市の地元企業と連携を取り企画立案した。企画立案に関する経費は乃村工藝社が負担したため、採用されなかった場合の市の負担はゼロ。
③ TTSオープンまでの総事業費は約1億円。内訳は、総務省のオープン・リノベーション推進事業の委託金3000万円と富山市負担3000万円の6000万円が施設整備費。内閣府の地方創生推進交付金2000万円と富山市負担2000万円の計4000万円がインテリアや血圧計、備品・消耗品費などを含むソフト事業費。富山市の実質負担は2分の1の5000万円。
④ 完成後の富山市の委託費等の負担はゼロ。事業者とは協定を結んでいる。施設の一部(体育館の低・未利用部)を目的外使用として使用許可を出している。委託費を払っていないが使用料も徴収していない。
⑤ 健康志向のカフェ、スポーツショップ、交流スペース「STUDIO」(セミナー・イベント)、「Labo(ラボ)」(健康管理)で構成。
⑥ 利用者数ーショップ:年間4700人、カフェ:年間7000人
5、所感:施設の低・未利用スペースの活用手法として参考になったが、国の事業スキームが終了したため財源対策は苦心しそうである。健康ハウスの廃止後の活用については、十分な検証が必要だが、民間の知恵と力を活かすべきであろう。
民間事業者の収益が一定程度確保できるのであれば、施設使用料を徴収しない考え方があってもよいと思われる。

