データ分析の重要性
下の数字を見て何のことかわかるでしょうか?
平成17年 平成27年 平成28年
港 区 1389(170971:0.79) 2962(240585:1.44) 3048(243977:1.45)
墨田区 1791(232596:1.07) 2463(258423:1.30) 2390(265238:1.25)
港区と墨田区における平成17年のデータとその10、11年後を比較しているということはわかるかもしれませんが、その内容はさて?
実は出生数を表しています。赤ちゃんが生まれた数ですね。( )内は左から当該年の1月1日現在の人口と合計特殊出生率を示しています。
都心3区は人口の増加が著しく、特に港区の人口は墨田区に迫る勢いです。したがって、いろいろな指標を人口規模の近い港区と比較することは意味があると思い東京都の統計からこの2区を抜き出しました。
わずか10年余り前は墨田区のほうが出生数も合計特殊出生率も圧倒していました。墨田区も出生率を上げるため頑張っていなかったわけではありませんが、港区の伸び率はすごいですね。合計特殊出生率は23区でトップです。都心は出生率が低いというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、千代田区や中央区も含めた都心3区は人口だけではなく出生率の伸びも目を見張るものがあります。一方、新宿や渋谷、豊島など大規模な繁華街をかかえた区は低い傾向のままです。
こうしたデータをもとに各区の特性や取組の違いを比較し、冷静に分析することで新たな政策をつくりあげていくことが求められます。
産後ケアの充実や待機児の解消も重要ですし、住宅施策を通じた転入支援や定住支援も強化する必要性を感じます。経済状況に関係なく安心して育ち学べる環境づくりも重要です。また非婚率を下げるために婚活支援なども検討していくべきでしょう。
財政状況の厳しさを言い訳にせず、現状の施策・事業に加えるものは何なのか、廃止するものは何なのか?
私たちの責務は大変重いものがあります。
