だいぶご無沙汰してしまいました(ーー;)
15日~16日の1泊2日で仙台市と秋田県大仙市に視察に行ってきましたので報告いたします。
初日は仙台市内の障がい者支援のNPOほっぷの森が運営するレストラン「長町遊楽庵 びすた~り」を訪問し、理事長の白木さんからさまざまな取り組みについてお話をお聞きしました。
最も参考にしたかったことは「ぷれジョブ」の取り組みです。
ぷれジョブとは、障がいのあるこどもたちが自分の生まれた地域で、地域の構成メンバーとして大切にされいきいきと暮らしていけるようにする取り組みで、具体的には小学校5年生から高校3年までの8年間にわたり、1週間に1時間、1企業6ヶ月間の職場体験と月1回の定例会を通し、こどもの可能性を引き出していくものです。
さまざまな体験を通し障がいをもったこどもたちが喜びを感じるとともに大きく成長していく姿は家族だけではなく、地域の方々にとっても感動を与えることとなります。
詳細は、全国ぷれジョブ連絡協議会のホームページを参照していただければと思いますが、2003年に岡山県倉敷市で始まった「ぷれジョブ」は現在20都道府県に拡大しています。
昨年8月に「全国ぷれジョブ」連絡協議会」が設立されましたが、設立総会の会場が今回訪問させていただいた「びすた~り」だったことから以前より訪問させていただきたいと思っていたことがこのたび実現いたしました。
仙台においてはぷれジョブはまだ準備段階とのこと。単純に職場体験を行うだけではなく、8年かけてこどもを守り育てるという手間のかかる作業となります。特別支援教育に係る教員や教育委員会の支援だけではなく、ジョブサポーターや受け入れ側の事業者の協力などが重要な要素になります。特にジョブサポーターのスキルが大切だそうですので、人材の育成も含め周到に準備してから始めていきたいとのことでした。
昨年の決算特別委員会で取り上げ、現在教育委員会に研究してもらっていますが、墨田区でもぜひ実現したいと考えています。墨田区においては、これまで職場体験を実施したこともありますが、継続して実施しているわけではないので、ぷれジョブのような効果はあげられておりません。しっかりと事前の準備に時間をかけ取り組むようこれからも働きかけていきたいと思います。
都内では杉並区が準備を進めています。他の自治体の例をもっと研究し、これからも議会で取り上げていきたいと思います。
ぷれジョブ以外のNPOほっぷの森の事業についてもお伺いいたしました。就労移行支援事業からスタートしたそうですが、現在はレストラン「びすた~り」(就労継続支援A型)とびすた~りフードマーケット(就労継続支援B型)を運営。農場を借り野菜の栽培を行い、できたものをフードマーケットで販売するとともにレストランの食材として使用しています。
レストランびすた~りは120年前の古民家を改装した趣のある建物で、小規模のコンサートなどもできることから年間150回以上貸切で団体利用があるそうで、経営も軌道に乗ってきたそうです。
白木理事長は1990年代半ばよりスペシャルオリンピックスの立ち上げに参加したことで、以後ずっと障がい者の支援に取り組まれてきたそうですが、最近一般財団法人アート・インクルージョンを設立し、芸術分野で障害者の可能性を見出し、就労に向けて基礎トレーニングやコミュニケーション力のスキルアップを目指す事業をスタートさせました。
障がい者の支援をライフワークとしたとてもパワフルな方で大変勉強になりました。
