全国的に有名な指定障害者支援施設・こころみ学園およびこころみ学園が母体となり設立された有限会社ココ・ファーム・ワイナリーを視察してまいりました。

 

北千住駅から東武線。特急両毛で1時間強、足利市駅に到着。さらにタクシーで約20分ほどの山あいにあります。

 

なぜ、有名なのか?

  

ブドウ作りやシイタケの栽培。植林や下草刈りなど、障害者の農業分野への進出としてパイオニア的な存在ということ。

 

そして、手作りの山林の開墾は昭和33年にはじまり、施設の開設まで11年の年月をかけたこと。

 

さらに、障害者が栽培したブドウをもとに製造したワインが、ブランドとして高い評価を得て、平成12年の九州・沖縄サミットの晩さん会で提供されたこと。などの知識はあったのですが、今日佐井事務局長のお話をうかがって目からうろこのような状態でした。

 

 初代の園長(施設長)である川田先生は1昨年に亡くなったそうですが、その精神は今もそしてこれからも受け継がれていくだろう、ということが実感できました。

 

施設前からブドウ畑を望む

 

すべて順調にいっていると思っていたのですが、課題もあるようです。

①障害者の高齢化の問題(最高齢の入所者は89歳とのことでしたが、これは全国的に真摯に検討していかねばならない問題と思います)

②放射能の基準が4月から厳しくなり、シイタケから検出され販売ができなくなったこと。原木からも検出され、この先の見通しが立たないだけではなく、東電との保証の交渉が難航を極めていること。

③国の障害者施策がコロコロ変わり、事務量が増加していること。本来障害者とともにブドウ作りなどの作業に携わるひとが事務作業に取られてしまっている。

などがあげられるようです。

 

今後、医療・介護との連携や本来ICTの活用で事務量の効率化や人件費の削減につなげるべきところ、国の方針の変更で現場が振り回されている実態を伺い、政治・行政の役割の重さを実感いたしました。

 

  

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