視察報告「学校図書館を活用した授業について」
昨4月23日は子ども読書の日。毎年この日に文部科学省主催で「子どもの読書活動推進フォーラム」が開催されます。
フォーラムは所用で行くことができなかったのですが、翌日学校図書館の充実と活用について全国的に有名な荒川区の第三中学校と汐入東小学校を視察してまいりました。
事前の調査で両校に限らず荒川区全体の取り組みは理解していたつもりでしたが、実際に図書館を活用した授業を見学させていただき、予想以上の内容に驚きました。
学校図書館を活用した授業や調べ学習が、学力向上のみならず。課題発見能力・解決能力、調査能力、表現力など新学習指導要領に盛り込まれた生きる力をのばすために最適であることは、すでに多くの識者や教育関係者が認めているところです。
こうした観点からみると、墨田区と荒川区では特にこの5年ほどの取り組みの違いで大きく水をあけられたと考えます。残念でなりません。
しかし、昨年度から「図書館を使った調べる学習コンクール」を開催し、図書館を活用せざるを得ない環境を整備することができたので、次のステージへ向け取り組んでいきたいと思います。
本日の視察を受け、具体的に感じたことは、
①学校図書館を支援する「学校図書館支援室(支援センター)」の設置
②学校司書の全校配置
③学校司書のスキルアップのための研修やネットワークづくり
ただし、あくまで学校図書館支援センターや学校司書は、学校や教師の支援に徹することが重要です。そのためには学校や教師の意識改革も必要かもしれません。教師のスキルアップも大事な要素です。
今回見学させていただいた授業を担当した先生は事前の準備に相当な時間を費やしたことが容易に想像できました。
そういう意味では教師の雑務にとられる時間を軽減し、負担を軽くすることも必要です。
教育の成果は短時日で表れるものではありません。中長期の明確なビジョンを持ち、指導力を発揮することが、今の墨田区に求められています。


