金沢市視察報告・教育プラザ富樫
教育プラザ富樫(総合教育センター)の運営について
2011/12/13
視察場所 : 金沢市教育プラザ富樫
参加者 : 千野、加納、大越、甚野、高橋、とも
訪問相手 : 金沢市教育委員会・福祉健康局
調査の目的 : ①墨田区が検討している総合教育センターの参考にするため
1)こどもに係る総合的な施設の必要性・重要性について
2)自前で行う教職員研修について
②中核市として開設した児童相談所の運営について
1)教育委員会と福祉部門の合体施設の管理・運営状況について
2)中核市が運営する児童相談所の課題について
ポイント
①地方分権の進展と、子どもの健全な育成に関して、教育委員会と福祉部門の連携がこれからは不可欠との前市長の強い思いから実現。
②組織概要
・地域教育センター(子どもの健全育成、施設管理、少年補導に関する業務等)
・研修相談センター(教職員研修、保育職員研修、幼・保・小の交流研修、発達障害支援、教育相談等)
・こども総合相談センター(育児・発達相談、保育所、幼稚園等への巡回相談、児童相談所、一時保護所の運営等)
③児童相談所を東京都から23区に移管する場合、財源および人材の育成について都との十分な協議が必要。かつ、準備期間に最低2年程度必要と思われる
所感
たて割りを排し、教育施設の中に福祉部門を入れることの意義は大きい。これから具体的な検討に入る墨田区の総合教育センターにおいても、金沢市の教育プラザ富樫はとても参考になる。
中核市として児童相談所を県から移行したのは全国でも金沢市と横須賀市の2市だけと聞き、個人的には児童相談所の運営について最も関心が高かった。話をうかがい、児童相談所・一時保護所の運営を基礎的自治体が行うことの難しさは十分理解できた。東京では、都が23区へ移管することを嫌がっているようだが、急増する虐待への対応を考えると、東京の場合は23区に移管することが望ましいのはすでに自明の理となっている。変な縄張り意識に固執せず、具体的な協議に入る時期が来ている。23区側としても責任の重さを認識するとともに強い覚悟が求められよう。



