バックナンバー 2011年 11月 25日

  

11月24日、日帰りでしたが栃木県の足利市に視察に行ってきました。

  

視察内容は「ゼロ予算事業の取り組みについて」です。

  

 

ゼロ予算事業とは、最小限の経費で最大の効果をもたらすことを目的とした事業で、当初予算に計上しない事業をいいます。一銭も税金を使わないということではなく、コピー代や用紙代、小額の人件費等で行う事業です。

  

実際にはこれまでもこうした事業は行っているのですが、「ゼロ予算事業」としてくくり公開することで、行財政改革に取り組む姿勢を区民へアピールするだけではなく、知恵を出して新たなゼロ予算事業を生み出すことができます。

  

職員の事業提案制度とセットにすれば、職員の意識向上にもつながります。

  

足利市はこのゼロ予算事業を平成20年度に開始したことから、視察先として選定させていただきました。

 

今申し上げた効果に加え、足利市は実際にゼロ予算事業を実施した効果を金額に換算し、公表していることも足利市を選んだ理由でもあります。

  

コスト削減効果だけではなく、事業を実施したことで新たな価値を生み出したことも、経済効果額に換算し、公開しています。

  

たとえば、市民生活ガイドブック(どこの自治体も発行しているものです)の作成を民間企業に委託。受託した企業は制作費を広告をとることでねん出することで、それまでと比較し1000万円以上削減したとのこと。一方、映画「君に届け」フィルムコミッション事業では、積極的にロケの誘致と撮影に協力することで撮影スタッフ50名以上が一カ月以上足利市に滞在したことで、1100万円以上の経済効果をもたらしたそうです。

  

コスト削減効果と価値創造効果の双方をコストに換算し公開することで、市民に対するアピールになるとともに、職員の意識改革につながったとのことでした。

 

墨田区においても、会派として「ゼロ予算事業」に積極的に取り組むよう働きかけてまいります。

  

足利市議会公明党の幹事長から、視察終了後に時間があれば障害者の授産施設でレストランを運営しているところがあるので、食事をしていただけないかとの話があり、行ってみてびっくり。

 

勉強不足で申し訳なかったのですが、こころみ学園・ココ・ファーム・ワイナリーという施設でしたが、本格的なワインを製造販売していて、レストランは平日にもかかわらず大変な行列で、食事まで約30分待つほどでした。

 

  

地元のかたより観光客のほうが多いそうで、製造しているワインも沖縄サミットで出されたこともある超有名なワインでした。全国の有名店で販売もされているそうです。

  

障がい者が約130人入所している、障がい者更生施設ですが、90人程度の方が作業しているそうです。

 

障がい者の自立支援に生涯をささげ昨年末に90歳で亡くなられた、故川田昇先生が昭和30年から山を切り開いたことからスタート。ブドウの苗を植え、アメリカまで行ってワイン造りの勉強をして作り上げてきた施設です。戦後、教員として障がい者に接して以来、退職金をつぎ込み、不動産も処分するなど、文字通り私財をなげうち障がい者に寄り添い続けた60年以上にわたる川田先生の生涯をうかがうと、ただただ頭が下がるのみです。

  

広大な斜面を開墾してつくったブドウ畑

  

今回は紹介をいただき食事だけでしたが、あらためて見学やお話をうかがうために訪問し、墨田区の障がい者施策の参考になることはないか、調査をしてみたいと思います。

 

 

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