バックナンバー 2011年 10月 11日

  

福祉保健委員会の行政視察の内容について報告いたします。

    

初日の10月4日は岐阜県岐阜市の『特別養護老人ホーム サンライフ彦坂』を訪れました。

 

(1)目的・選定理由

・特養の本来のあり方や使命について追求するとともに、介護の質を高め、入所者やその家族の満足度を高めるためにどのような取り組みが求められるかを調査いたしました。

・サンライフ彦坂は、入所者の側に立ったサービスを提供し、その実践例を毎年のように老人福祉施設の研究発表大会で報告していることから、視察先として最適と判断いたしました。

  

(2)内容

 

 ・利用者が「やりたい」ことを実現するための環境整備

 ・個別誕生日会→墓参り、外食、買い物 etc

 ・おむつゼロ

こうしたことを実践するために、個別ニーズを拾い出すことに力を入れている。

利用者本人とのコミュニケーションもさることながら、家族からの聞き取りも重要な要素。

利用者・家族の喜びは職員の喜び、都の意識を共有

 

(所感)

・事前の調査では「おむつゼロ」の取り組みに着目していたのですが、「おむつゼロ」はあくまで介護の質をあげる全体のパッケージのひとつであることが理解できました。あくまでツールの一つということです。一方で、入所したときにはほとんどすべての方が紙おむつを着用している状態であるのが、適切な介助により排泄を自分でできるようになる「おむつゼロ」の取り組みは、入所者本人、家族にとって最も施設との信頼を高める要素であることは間違いありません。そして、職員のモチベーションを高めることとスキルアップがその前提でなければならないことがよくわかりました。

・一般の特養では、排泄がうまくいかないと下剤を多用しているそうですが、サンライフ彦坂では、下剤、紙おむつの使用量が激減したため、コスト削減にもつながったとのこと。その結果備品購入などに回すことができたそうです。

・「おむつゼロ」の取り組みをきっかけに、墨田区においても介護の質の向上と職員のスキルアップ、利用者・家族との信頼関係の構築をすすめていきたいところです。短時日で実現することは難しいかもしれませんが、執念を持って取り組もうと決意しました。

  

  

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