福祉保健委員会管内視察報告
①みどり高齢者みまもり相談室
孤立化がすすんでいる、ひとりぐらし高齢者や高齢者のみの世帯など支援が必要な高齢者に対し関係機関等と連携を取りながら、地域全体で高齢者を支えるために設置した施設です。
現在区内5か所、今年度中には8か所に設置される予定です。
みどり高齢者みまもり相談室は地域の特質として集合住宅が多いので、マンションの管理組合とも連携をとっているとのこと。
今後高齢者の孤立化の防止に最も重要な役割を果たす組織ですが、近い将来には人員が不足する状況が想定されるので、必要に応じ対応することが求められます。
②両国すきっぷ保育園
保育定員36名の認証保育所。
墨田区の緊急待機児解消3カ年計画に上乗せする形で設置した保育所で、待機児の解消に向け一歩前進することができました。本年3月2日に開所。
運営がもともと塾経営の会社なので幼児教育に力を入れるのかなと思ってましたが、今のところそこまでは考えていないようです。
隣が公園で遊ぶ場がそばにあり、またビルオーナーの好意で屋上を無償で貸していただいているそうでプール遊びに不自由していないそうなので、保育環境としては良い条件に恵まれていました。
③すみだ平日夜間救急こどもクリニック
この事業は、核家族化の進展や共働き世帯の急増で、平日の夜にお子さんの急な病気に気がつくケースが増えたことに対応するため、平成17年11月から同愛病院内に開設しスタートした事業です。
都内23区のうち18区で同様の事業を行っていますが、墨田区の場合小児科の専門医を配置していることが特徴。他区は内科医も担当している。
受信者は年間1000人前後。乳幼児の受信が多いのかと思っていましたが、中学生まで受信に来られ、世代の偏りは特にないとのこと。
年間100人前後は2次救急に回す重症な患者がいるとそうですので、重篤になる要因を未然に防ぐ大きな役割を果たしていることが分かりました。
④肢体不自由児者通所訓練所~亀沢のぞみの家
肢体不自由児者が通所し、機能訓練やレクレーション活動を行う場として昭和48年に開設。
平成21年に障害者自立支援法上の生活介護施設に移行したものです。
肢体不自由児者は毎日マッサージなどの機能訓練をしないと体が硬化してしまうことから、この施設の重要性と職員のご苦労が視察をしてよくわかりました。
墨東特別支援学校卒業見込み数から2~3年後の利用希望者が定員をオーバーする可能性があるとのことで、今後の課題であると感じました。
⑤さくら橋コミュニティセンター
墨田区が民間委託をした児童館の第1号です。昭和61年から社会福祉法人雲柱社に業務委託。平成18年から指定管理者として同法人に委託。
当初から民間の活力・アイデアを活かした児童観として地域の中でも評判が良かったのですが、近年は午前中から小さなお子さんを連れたお母さんたちが大勢集まり、友達作りに大いに役立っているそうです。ひろば事業の側面も持っているので貴重な施設であると感じました。
⑥墨田こどもの家
知的障害児の放課後の居場所づくりとして昨年7月に開設された施設です。
もともと墨田特別支援学校の父兄の方々が区の補助を受け運営している施設があったのですが、ニーズの拡大に合わせ、NPO法人を設立しかつ障害者自立支援法の日中一時支援事業として開設したものです。
定員20名に対し、登録が60名とのことで、ニーズに対応しきれていない現状です。
学童クラブなどでも放課後に預かってくれるようになってきましたが、まだまだ課題が多いという感想を持ちました。
知的障害児だけではなく肢体不自由児の父兄からも放課後の居場所に関する強い要望をいただいていますので、これまで以上にしっかりと取組まねばいけない課題と受け止めました。
⑦花園保育園
旧園舎の老朽化に伴い改築し、今年の4月に新しい園舎になりました。
屋上に太陽光パネルを設置し、発電量が随時パネルに表示されるので、環境教育が自然にできるとともに、トマトやキュウリ、ゴーヤを栽培、家庭菜園のようでしたがいい情操教育になるかと思います。
区立の保育園ですが、特色を持たせようと努力されている様子がうかがえました。
以上7ヶ所の区内施設を視察しましたが、今回訪れた施設の利用者は災害時には支援が必要になる方々です。
災害対策は福祉保健委員会の所管ではありませんが、そうした側面から視察をすることもできたので有意義であったと思います。
