ふたたび海舟夜話
勝海舟を顕彰する会主催による「勝海舟フォーラム2011~勝海舟 命、紡いで今に~」が海の日である7月18日に開催されます。
2003年、勝海舟を顕彰する会の前身である勝海舟の銅像を建てる会のご尽力で区役所うるおい広場に勝海舟の銅像が建立されました。
以降、毎年海の日に「勝海舟フォーラム」を開催しています。
前半はウォークラリーとして、海舟ゆかりの地を徒歩で回り、後半リバーサイドホールで講演会を行います。
自他共に認める海舟ファンの私は毎年参加してきました。
今年も参加させていただきます。
今年は海舟の玄孫である高山(こうやま)みな子さんの講演もあるそうですので楽しみです。
さて、私はこれまでも勝海舟を区としてもっと顕彰するべきだとたびたび主張してきました。
特にここ数年は大きなチャンスが来たと感じてもいました。
昨年は「龍馬伝」、今年は「JIN-仁」と幕末を舞台にしたドラマが人気を博し、その影響からか、若い方のあいだで江戸時代がブームになっているそうです。
そうした背景があったので、一昨年10月の決算特別委員会で海舟を大々的に顕彰・アピールするイベントを企画したらどうか、という提案をしましたが、昨年は特に何もしませんでした。今年も行政としては何もしないでしょう。
だったら...
勝海舟を紙幣の肖像に!
いきなり唐突なことを書いてしまいましたが、墨田区はこのぐらいインパクトのあることでもないと勝海舟を地元の誇りとしてアピールしようという発想にならないと考えるからです。
近年はあまり政治家が紙幣の肖像に採用されることがなくなってきたので、困難かもしれませんし、海舟をまちおこしに使うことは不遜といえるかもしれません。
しかし、誰を選定するか特に決まりはなく、財務省、日銀、印刷局が協議したうえで最終的に財務大臣が決定するということですから、決して実現可能性がないわけではありません。
もっとも、海舟のとっつぁんは、上野に西郷どんの銅像を建てられたときに、「それが何だい。銅像はオーキニ有難うって御礼を言ふかい。ヘン、銅像は口をきかないよ」などとおっしゃり、人物の評価は形で決まるものではないことを教えてくれています。
自身の銅像に対しても、きっと同じようなことを言うでしょうし、紙幣の肖像などは「余計なことするねえ」と怒られそうです。
一方で「西郷もおれが居るから西郷だよ。どうだい閉口したらう。これには一言もなからう」などとさりげなく自慢話をする江戸っ子・海舟のとっつぁん。「へん、遅すぎらあ」とでも言ってくれるかもしれません。
海舟は、明治期以降も幕末に負けないぐらい多くの功績を残しています。
とりわけ、西南戦争以降逆賊とされた西郷隆盛の汚名を晴らしたこと。徳川慶喜の名誉回復に尽力したこと。
余人をもって代えがたい勝海舟をもっと多くの人に知ってもらいたい。スカイツリーに訪れる方に海舟ゆかりの地を回遊してもらいたい。
そのような夢を現実のものとするには紙幣の肖像に採用されるなどの起爆剤が必要だなって考えています。
2013年は勝海舟生誕190年です。その頃までには何か形にしたいですね。
なにしろ、西郷隆盛・坂本龍馬をして、初対面で一発で惚れこませてしまうだけの技量を持った器の大きい人物なのですから...


