一連の騒ぎは一体何だったのか!
昨日の内閣不信任案の否決をめぐる一連のごたごたは一体何だったのか。
被災者の思いも理解せず政局に明け暮れた一連の騒動に与党も野党も厳しい批判をあびています。
私ども公明党は大震災発生以来、復旧・復興、被災者支援のためには政治休戦して、与野党の立場を超え協力するというスタンスで臨んできました。
対応の遅い政府にも粘り強く政策提言してまいりましたが、被災者に寄り添い、国難に立ち向かう覚悟の感じ取れない管内閣では復興を任せられないと判断し、不信任決議案を提出したものです。
一夜明けた今日は、退陣を引き延ばそうとする首相によって新たな混乱が生じています。
いい加減にしてほしいと率直に言って感じます。
不信任案を提出した野党側としても、真摯に説明責任を果たすとともに、復興基本法と2次補正の成立に協力すべきは協力し、首相の退陣をより強く求めるべきでしょう。
私は一刻も早く管総理に退陣を迫るべきであるとの観点から、不信任案の提出はやむを得ないことと考えていました。
それはなぜか。
あくまで個人の考えですが、政府が4月、こどもの被ばく限度を従来の年間1ミリシーベルトから年間20ミリシーベルトへ引き上げるとした決定に激しい怒りを覚えているからです。
「緊急時」だからとしたこの決定には、国内のみならず海外からも強い非難が寄せられています。
国内外で撤回を求める署名も行われています。
放射能の専門家の意見を聞いて決定したとしていますが、具体的な検討過程も明らかにされず、また「安全な被ばくレベルなど存在しない」と指摘する専門家もいるにもかかわらず、こどもの命を守る、との政治が果たす使命を忘れたこのたびの決定は許すことができません。
そもそもこどもに係わる政策を決定するにあたり、放射能の専門家の意見しか聞いていないこと自体が問題です。
なぜ、おとうさん、お母さんの意見も聞かないのか!
こうしたことから、公明党は国会においてたびたびこどもの安全のために撤回を求めてきましたが、管総理も文科相も聞く耳を持っていません。
自らの身を自ら守ることのできないこどもたちに代わって、私ども大人がこどもを守らなければいけない、そのためには一刻も早く管総理にやめてもらい、国が一つにまとまりチームとして復興にあたる体制をつくるべきである、というのが私の考えです。
こどもの利益を奪い取るこのたびの決定ひとつ取っただけでも、現内閣は万死に値すると思います。
将来、歴史上最も愚かな総理として名を残すことを避けるためにも、誰もが間もなく退陣すると認識した自らの発言通り身を引いていただくレールを敷くことが、与野党の国会議員にとってせめてもの惻隠の情と言えるのではないでしょうか。
