バックナンバー 2011年 4月 27日

 このたびの統一選後半戦においては、投票率が低調でした。

 前半戦の知事選の投票率が前回を上回ったので、区長選、区議選も高くなるのではないかと期待しておりましたが、予想に反し前回を下回りました。

 東日本大震災を受け、「選挙などしている場合ではないだろう」といった思いもあるでしょうし、国政選挙に比べマスコミ等で取り上げられることも少ないので関心が高まらなかったのかもしれません。

 候補者の多い区議選においては、候補者に会ったことがない区民の方も多いことから、見た目や年齢、ポスターのイメージで選択される方も増えているかと思います。

 これらはすべて私ども議員に責任があります。

 議員が日頃何をやっているのだろう?議会の役割は?区長と議会の関係は?

 こうした多くの区民が抱いている疑問に議員・議会としてこたえてこなかった私どもの、今後の責務は重要なものがあると思います。

 今回の大震災の対応を見ても、会議や本部ばかり立ち上げている政府に対し、現場の市町村長や議員がどれほど被災地で頑張っているか、いざというとき身近な自治体が最も現場の声がダイレクトに入る頼りになる存在だと分かったと思います。

 これは、いざというときだけでなく日常においても同じです。身近な自治体の政治が変われば、区民生活も大きく変わります。

 こうした点を、議会の「見える化」を通し、区民の皆様に理解していただけるよう訴えて参ります。

 

 区議選後のあいさつ回りでこんな話を伺いました。

 錦糸公園内にできた新グラウンド・墨田区内で初の人工芝のグラウンドとして利用者に喜ばれていると思いきや、これまでベンチ内にあった水道設備や電源がなく不便とのこと。職員に問いただしたところ、本来グラウンドはこういうものなんです、という返事だったようです。
 この話を伺い、いかにも御役所的な回答に開いた口がふさがりませんでした。
 いままであったものがない、すなわち利便性を低下させることを事前に知っていてこうした整備をしたのであれば言語道断です。推測の域を出ませんが、おそらくはそこまで細かい配慮をしていなかっただけだと思います。
 足りない部分は整備が可能かどうか調査する必要がありますが、問題は、利用者の方から質問されたときに、誰が聞いても言い訳にならない言い訳に終始する職員の体質にあります。

 事実関係は確認しなければなりませんし、担当の職員を責めるわけではありません。利用者に理解していただくよう説明したのだとは思いますが、結果として利用者の方は納得していません。逆に憤りを感じています。

 行政にとって、区民は顧客です。顧客に対しサービスを向上させ満足度を高めることが職員にとってのミッションです。利用者に不満を感じさせたままでいる状態を放置しているわけにはいきません。

 このたびの対応に関して言えば、「申し訳ありません。そこまで細かい部分について配慮が行き届いておりませんでした。上司に報告・相談し、ご連絡差し上げます」といえば、区民の方の不安・不満を少しでも解消させることが出来ます。そのうえで、どうしても難しいのであれば、丁寧に説明するしかないでしょう。

 民間企業であれば普通のクレーム処理が、行政ではこのように形を変え区民の信頼を失い、返って反感を買い、敵に回すことにもなります。

 もちろん、すべての職員が同じような対応をするわけではありません。区民のため、真摯に対応する職員も大勢います。

 しかし、蟻の一穴のたとえもある通り、わずかなことで信頼を失うこともあります。

 区民は顧客であるという意識をさらに徹底させ、サービス向上に努めていかねばならないと痛感いたしました。

 

  議会・議員の役割をよくわからず、議会で自分の言いたい事を主張する議員が多いのが現実ですが、今紹介した例で分かる通り、区民の側に立った区政・行政に改めていかねばなりません。

 パフォーマンスや教条的な主張、ひとりよがりで味方ができない議員活動では行政を動かすことはできません。

 他のものを納得させるだけの論理展開や調整能力を持たなければ、議会を改革し、行政を変えることはできません。

 区長や職員には嫌われるかもしれませんが、根本的に区政の様々なしくみを変え、政策の立案と行政の監視という最も重要な責務を果たす議会へ改革するためのリーダーシップを発揮してまいります。

 

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