予算委員会が本日閉会いたしました
2月15日に開会された予算特別委員会が本日閉会いたしました。
スカイツリー開業前年の一年間は墨田区にとり勝負の年です。こうした意識を行政が持ち合わせていないことにこれまでは落胆の連続でしたが、今回の予算審議を通し、多少危機感を共有することになったと思います。
スカイツリー誘致が決定してから5年。一貫して主張してきたことは、スカイツリーを起爆剤とした墨田区をどう活性化させるかということでした。
様々な提案をした中で、一貫して言い続けてきたことが二つあります。
そのひとつは、ものづくりのまち墨田の特性を活かし、「観光関連グッズ」を区内企業で生産・販売することです。おしなり君や本日発表されたあづまちゃんもスカイツリーがなければ生まれなかったキャラクターですから、こうした広くスカイツリーに関連した観光グッズをできるだけ区内企業でつくるよう提言してきましたが、今のところ外国製や区外企業のものが主流で区内の生産品があまり販売されていないことに正直失望しております。
むろん、区内でも商品開発に取組んでいる企業もあり、一部製品化もされていますが、結果としてスカイツリーの回りや東武鉄道の売店などで区内の生産品はあまり販売されていません。成果を出さなければ、生き残れなかった厳しいビジネス社会を生き抜いてきたものからすれば、結果がすべてであり、区の対応は生ぬるいと言わざるを得ません。
一つの製品を販売するためには印刷物や包装紙・袋など付随するものがたくさんあります。そうしたものすべてが区内企業で生産できるものです。袋詰めなどを障がい者にやっていただければ、障がい者の所得アップにもつながります。
今までも言い続けてきたことですが、こうした点を改めて今回取り上げました。
一つのものから派生する効果についてあまり理解されていなかったようでしたが、今回指摘したことで、区内企業に経済効果が波及するよう強力に取組む旨の答弁があったので、引き続き推移を見守っていこうと思います。
もうひとつこれまで言い続けてきたことは、雇用の拡大についてです。
平成20年に出された「新タワーによる地域活性化等調査報告書」によると、スカイツリー開業にともなう経済効果のうち、直接雇用4594人、間接雇用436人の新規雇用が発生すると推計されています。
このときから、区民の雇用確保・拡大に行政が積極的に働きかけを!と主張してまいりましたが、具体的な政策が出てこなかったので、先月の第1回定例会本会議の代表質問で、スカイツリー街区内に東武鉄道が設立した維持管理会社やテナントをはじめとして、関連して運行を開始する循環バスを受託する企業や観光関連グッズを生産する企業の新規雇用に係わる合同就職面接会を区役所内のリバーサイドホール等で開催してはどうかと提案しました。墨田区民に限っての募集は法令上できませんが、リバーサイドホール等で開催することができれば区民にとり有利であることは間違いありません。
これについては、前向きな答弁が返ってきたものの、山﨑区長は、面接会ではなく説明会と微妙に表現を言い換えていました。
したがって、今回の予算委員会で再度山﨑区長に合同就職面接会の開催を訴え、区長は東武鉄道に引き続き交渉していくとのことでしたが、これについてもしっかりと行政側の取り組みをチェックしてまいります。
私がなぜこれほど観光関連グッズの製造と雇用の拡大にこだわってきたかというと、国際観光都市として活性化を図るといっても、所詮経済的な恩恵を区内企業や区民にどれだけ波及させることができるかにかかっている、という信念があるからです。
野卑な表現になりますが、区民に金儲けをしてもらわなければ、スカイツリーを誘致した意味がありません。スカイツリーのおかげで我が家は飯を食わせてもらっている、と言っていただける区民をどれだけ誕生させることができるかということです。
こうした私の考えが、予算委員会を通じ区長をはじめ執行部に充分伝わったと確信はいたしますが、成果として現れるよう引き続き厳しく監視していきます。

