議会改革⑥
『議会改革』について1ヶ月ほど間があいてしまいました。
前回、議会改革の具体的な内容について次回紹介する旨の約束をしていましたので、今回は、私が考えている議会改革の具体的な中身について話したいと思います。
これまで、議会改革が求められる背景について述べてまいりました。すなわち、①中央集権から地方分権・地方主権の流れが進むにともない、地方議会の関与が拡大すること ②住民による区政への参加機会の拡大による議会軽視あるいは議会排除 ③定数や報酬の削減のみが議会改革とする偏った認識 ④マニフェスト型選挙の定着
要約すると以上のようにまとめられると思います。
ではどのような改革が求められているのか?
全国の自治体で「議会基本条例」の制定が加速度を増し進んでいます。ある意味でトレンドと言えるかもしれません。こうしたことから「議会基本条例」の制定を目的とした検討組織を立ち上げている地方議会が相次いでいます。私は、最終的に議会の役割・権限、議員の責務などを定めた「議会基本条例」の必要性は強く感じますが、基本条例の制定を前提として議論を進める演繹的な手法ではなく、具体の事例を検証、議論しながら積み上げる帰納的な手法で、検討を進めるほうが墨田区議会の実態に合っていると思います。
なぜかといえば、基本条例の制定を前提にすると条文の内容にどうしても着目しがちになり、先行して制定された他の自治体の条例を参考にしてしまうと考えられるからです。さらに言えば、議員各人がたいして勉強しなくても条例はできてしまう可能性があります。これでは意味がありません。
時間はかかるかもしれませんが、有識者にオブザーバーとして検討組織に入っていただいたり、検討過程の中で積極的に区民に参加していただいたりするなど、開かれた場で具体的な改革内容を議論することで、議員も成長することができると考えますし、中身があり、かつ墨田区議会の実情に合った条例ができると確信します。
具体的な内容となるとかなりの項目があげられると思います。たとえば、議会の通年化や議会報告会の開催、議決事件の拡大、予算委員会の常任委員会化など具体の内容は数多くあります。
これらの内容を断片的に取り上げるのではなく、いくつかの視点でくくることで、効率的に議論を進めることができると考えています。
その視点とは、
(1)開かれた議会・透明性の高い議会
積極的に議会が情報開示することで、民意を吸い上げ・課題の抽出につながります。
(2)政策立案機能の強化
議会の役割・責務の明確化と活性化が図られます。
(3)議会審議の充実
委員会条例や会議規則の見直しも含め議会の組織改革が求められることとなります。
以上、次回は3つの視点から、それぞれ具体的な内容について検証したいと思います。
