2日目は広島市に移動し、①鳥取方式による学校の校庭芝生化について ②平和施策クロスセクション重点事業について 以上の2項目にわたり現場で事業に携わっている方のお話を伺いました。

 今日は鳥取方式による学校の校庭芝生化事業について報告いたします。

 (1)視察の目的

 ①墨田区における学校の校庭芝生化の現状と課題
 芝生化の目的は、壁面緑化も含め緑の面積を拡大することによる温暖化対策、子どもたちの快適な教育環境の整備、および子どもたちの校庭でのけがの減少、体力向上などがあげられます。
 とりわけ東京都などの大都市部においては、みどり率の拡大のために重要な事業として、東京都と区が協力し10年以内に全小中学校で校庭の芝生化に取り組む計画が数年前に発表されましたが、遅々として進んでいないのが実情です。
 その理由として、コストの問題(墨田区の場合、1校あたり2000万~3000万円程度)や維持管理の問題(地域のボランティアの負担が重い)などがあります。とりわけ、地域やPTAの協力が不可欠ですが、拘束時間が長いためなかなか理解が得られない現状です。

 ②課題解決の手法を学ぶ
 以上の深刻な課題を解決する施策として、①コストが安く かつ、②維持管理の負担も軽い 鳥取方式による校庭の芝生化が全国的に注目されています。墨田区のような都市部においても鳥取方式による校庭芝生化が可能かどうか学ぶことを目的といたしました。 

 (2)広島市における校庭芝生化

 ①モデル事業
  ・昨年度から準備し、今年度2校を指定し芝生化を実施
  ・事業費が1校当たり240万円弱と安価
  ・施工を子どもたちと地域の方々が行うので、工事費が無料
  ・楽しみながら芝を植え付けるので地域コミュニティが醸成
  ・安価で丈夫なティフトン芝を使用するため、維持管理の負担が少ない(守る会を立ち上げ)

 ②成果と課題
  ●体力面
    外遊びの人数の増加・体育課授業の改善
  ●心理面
    若干のプラス評価
  ●地域との連携~あらたなコミュニティ活動を目指して~
   ・守る会の活動・学区運動会・PTA行事
   ・地域のスポーツ大会の開催
  ●維持管理
   ・散水
   ・肥料散布
  ●その他
   ・芝生と土の表面温度の違いが顕著

(3)所感

 コストや維持管理の点でこれまで墨田区が実施してきた工法と比較して絶大な効果があるのは間違いありません。広島市としては、今年が初年度のため来年度もう1年かけ成果と課題を検証するとのことでしたが、おおむね大きな効果があると推測されます。ただし、墨田区のような大都市で実施する場合は、土系の舗装ではないので施工費がただで済むというわけにはいきません。ただちに校庭の芝生化に鳥取方式が適用できるかどうかについてはもう少し検証が必要です。公園の芝生化から取り組むべきかもしれません。

  

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