バックナンバー 2010年 11月 6日

 11月4日は決算特別委員会最終日。平成21年度の一般会計、特別会計の各会計決算に対する会派としての意見を開陳いたしました。

 公明党は、一般会計の一部に税のムダがあったことを款別審査で厳しく追及していたので、改めて指摘し、再び繰り返さないよう念をおすとともに、事業仕分けの手法で事業の内容についても精査するよう意見を開陳したうえで、来年度の予算編成にこうした公明党の考えを反映するよう求め認定をいたしました。

 ところが最後に意見を開陳した自民党は一般会計について不認定。環境ふれあい館の設計費用や調査委託費のムダ使い、押上2号踏切立体化の情報提供が不十分だったこと等を主な理由としたようです。自民党が不認定と判断したことで、委員会として採決の結果認定しないとの結論が出されました。
 最終的には第4回定例会の本会議で議決することになりますが、同じ結果になると思われます。

 私のほうが厳しく追求したとの印象があったので、意外な感がいたしました。墨田区においては過去に例がないそうですので、非常に重い決断をしたといえます。今後の推移を見守るとともに、対応については慎重に行うことが私どもに求められることになります。

 決算の認定とは、地方自治法233条に基づき、会計書類を審査し見解を出す議会としての重要な議決事件です。不認定の結論を出してもすでに行われた予算執行の効力には影響しないものですが、都知事への報告とともに、住民に公表し、なぜこのような結論になったのか説明責任を果たさねばなりません。

 どのような場合に決算を不認定にするべきか。私の考えを簡単に述べたいと思います。

 第一に、区長の政治姿勢、政治理念と著しく乖離している場合です。当然掲げる政策も大きく違ってきますから、税金の使い道について理解も納得もできることではありません。共産党などはこうした考えに基づいて、毎年予算も決算も反対しておりますが、筋が通っていると言えるでしょう。

 第二は、不正経理や裏金が発覚したなど法令に違反する疑いが生じた場合です。これは疑惑が晴れるまで認定するべきでないと考えます。時間がかかることが想定される場合は、付帯決議を付けた上で認定し、別途百条委員会を設置し、真相を究明する手法をとってもよいと思います。

 第三は、極端な税金のムダ使いが発覚した場合です。いうまでもなく税金は一円たりともムダにするべきではありませんし、それをチェックするのが議会の役割の一つですので、決算審査が議会のチェック機能を果たす一番大きな場であります。ただし、これまでも毎年の審査において税金の使途や事業のムダについて指摘し、認定したうえで翌年度の予算編成に反映させてきたわけですから、どういったムダの場合に不認定にするのか基準を明らかにする必要があるのではないでしょうか。当然過去に出してきた結論と今回出した結論の違いについて区民に対する説明責任があると考えます。

 以上が私の考える決算に対する審査の基準です。

 他会派のことですので私が推測で述べることはやめますが、今回の決定により、来年度の予算がなかなか策定できないとなると区民生活への影響がありますので、混乱することは避けなければなりません。したがって、私ども公明党が今後果たす役割は大きいものがあります。

 私ども公明党は、今回の決算特別委員会を通し、多くの問題点や税金のムダについて浮き彫りにいたしました。環境ふれあい館の設計費のムダについては、区長に責任をとることも約束させました。今後の執行部の対応をしっかりと見守る必要はありますが、こうした税金のムダをしてきしておきながらなぜ認定したか。私どもにも説明責任があります。
 このことについては後日あらためて説明させていただきます。

 今後、4月の統一地方選挙をひかえ政局がらみの話も出てくると思いますが、区民の目線を第一に自らの信ずる道を進んでまいります。

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