観音寺競輪、本場開催からの撤退を決議
観音寺市議会・競輪の本場開催からの撤退を決議
昭和25年開設の観音寺競輪、多くの競輪ファンに愛され61年の歴史に終止符が打たれます。9月27日第3回定例会最終日、議会も断腸の思いで決議案を了承しました。61年の歴史を振り返りますと、香川県のような狭い県に2場も競輪場が必要かと他県の施行者から色々言われ続けて来ましたが、61年間で284億円もの税外収入を頂きました。競輪事業のおかげで多くの公共施設整備が進んだことも輝かしい実績と言えます。長引くデフレ経済下で日本人の娯楽観が大きく変化、車券売上が年々減少するという娯楽の分散化が急激に進みました。事業不振の理由を並べ立ててもどうにもなりませんので、このあたりに止めますが、今日まで、観音寺競輪を愛し、足を運んで頂いた熱烈なファンの皆様本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
本マスコットキャラクターは、合併前によく使用されていたキャラクターですが、今日まで観音寺競輪のマスコットとして活躍してきました。
今後の方向性ですが、競輪場施設を活用してサテライト場外車券販売を続けて行けるのか。検討を重ねることとなっております。平成23年度末を持ちまして、5年間の収支改善計画が終了します。メインスタンド建設工事等での市債残は全て完済されます。翌24年度より本場開催を継続するとなると、交付金残9億4700万円を返済しなければならず、決断を余技なくされたと言う事であります。市議会で精査した結論でありますので、ご理解のほどお願い致します。






(開催場所、市民会館第3会議室の模様です。)

