金沢市議会平成27年度12月定例月議会が開かれ、私が高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種について、金沢市の接種率が半数を切っていることから、今後の接種率向上に向けた取り組みをただしたのに対し、山野之義金沢市長は「新聞、ラジオ、さまざまなメディアを通して繰り返し繰り返し周知していきたいと考えている」と述べ、高齢者への周知に力を注ぐ考えを示しました。地域に密着した認知症対策として「認知症カフェ」の推進を求めたのに対し、山野市長は日常生活圏域で一か所の開設を目指すとしたうえで、既存の飲食店を活用した「店舗協働型」の運営形態も有効策の一つとして理解を示しました。
肺炎球菌ワクチン定期接種 高齢者へ一層の周知を求める
認知症カフェ 既存の飲食店活用を提言
肺炎球菌ワクチンの接種率向上について
源野
今回の肺炎球菌ワクチンの定期接種の対象者は、一生に一回限りの制度となっており、市が送付する接種券にも明記されている。対象者は年度ごとに変わるため、期限以降は全額自己負担になる。正しく制度を理解してもらうためにも丁寧な周知は不可欠と考える。定期接種経過措置の内容と今後の接種率向上についても考えを伺う。
山野市長
ご指摘の経過措置の内容についてもより理解いただきやすいようにさらに工夫していきたい。接種券を工夫することに加えて、医療機関と連携した取り組みやお年寄りが集まる機会でのPR等により、接種率を向上させることは可能であると考えている。しっかりと取り組みたい。
肺炎球菌とインフルエンザ双方の予防接種について
源野
インフルエンザは、高齢者の定期予防接種とされており、接種率は80%近くと聞いている。インフルエンザに感染すると、肺炎球菌が侵入しやすくなり、肺炎を起こし重症化する確率が高くなるといわれているが、双方の予防接種を受けることの有効性と安全性についての所見と高齢者におけるこれら予防接種の評価について、市長の考えを問う。
山野市長
二つの予防接種を併用することにより予防効果はさらに高まると聞いており、同時に接種した場合でも安全であるとも聞いている。高齢者の予防接種は、ご本人の健康、命を守ることが一番大切であるが、社会全体で見た場合、医療費の削減効果も見込まれるものであり、予防接種の有効性を広く周知し、接種率向上に努めていきたい。
認知症カフェ運営の成果と課題とは
源野
地域包括ケアシステム構築のため、介護と連携した在宅医療を推進するなど、住み慣れた地域で高齢者を支える体制づくりが進められている中、高齢者全般を対象とした既存の「地域サロン」とは異なる事例として、地域密着型認知症カフェにおける店舗協働型の運営が、有効な手段の一つと考える。本市における既存の認知症カフェ運営の成果と課題を問う。
山野市長
認知症の方はどうしても引きこもりがちになってしまうため、認知症カフェがあることによって社会に関わりやすくなる、そういう環境ができることが一番大きいと思っている。多くの医療関係者、福祉関係者、お話を聴くボランティアの方などいろんな方たちによって連携がなされていくのが金沢型認知症カフェの特色であると思っている。認知症の患者さんご本人や家族の方が参加しやすい場所の確保が一番の課題である。地域で運営に関わる人材の育成も大きな課題と認識している。
既存の飲食店を認知症カフェに活用を
源野
今後、認知症カフェを展開する上で課題となる場所の確保についてはどのように考えているか。地域包括支援センターの置かれている日常生活圏域単位での展開が望ましいと思われるが、限られた予算も勘案すると店舗協働型の運営形態も一つの有効なあり方と考えるが市長の所見を問う。
山野市長
店舗協働型認知症カフェは、すでに飲食店に営業許可が下りており、スムーズに開設できると思う。認知症やご家族の方もカフェの気分を味わえてリフレッシュでき、家族で足を運びやすいメリットも挙げられる。地域の商店街活性化の一助ともなる。各日常生活圏域で一か所の開設を目指しており、運営場所の一つとして検討させてほしい。
認知症を支える体制づくりを進めよ
源野
軽度認知障害等を早期に発見し、治療につなげる支援体制の構築を目指し、専門職の訪問や学識経験者等による認知症初期支援検討会が金沢市でも開催されている。重点戦略計画においても、地域の中で認知症の方を支える体制整備として、国の求める認知症初期集中チームが28年度から30年度に設置されることになっている。これまでの検討会の議論と設置時期を示せ。
山野市長
認知症セルフチェックリスト、専門職の訪問調査の内容等について、検討会で意見をいただき、今後の認知症予防施策について意見交換を行った。集中支援チームは28年度に設置したいと考えている。
認知症を地域で支える推進員の育成を
源野
認知症高齢者にやさしい地域づくりを進めるには、医療と介護の連携に加え、地域に根差した仕組みが必要と考える。その中心は、認知症地域支援推進員だともいわれている。28年度配置予定の認知症地域支援推進員の育成状況を示せ。
山野市長
認知症地域支援推進員はこれまで38名の方になっていただいている。28年度からは、認知症の正しい知識の普及に加え、認知症カフェを本格実施するとともに、介護、医療、地域のネットワークづくりを進めていきたい。
活動リポート
若者が安心して学び、働けるまちづくりを目指して
浜田昌良参議院議員、秋島市議と共に金沢学生のまち市民交流館、ジョブカフェ石川を視察。金沢に就職を希望する学生の増加に向けて。国と地方一体の取り組みを目指す。
鞍月校下自主防災の活動
避難所訓練の一環として小学生と簡易トイレ作りに参加。地元町会の避難訓練での避難用品展示の様子。
埼玉県志木市にて

地域の飲食店にて認知症カフェを定期開催されている現場を視察、運営者の方々と意見交換。
地域の声を頂いて

上:戸板小学校近くの歩道用車止めを改善
下:鞍月小学校の通学路の排水を改善



