日頃よりご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
平成26年定例第1回金沢市議会が開かれ、私も質問に立ちました。金沢港活性化に対する市の施策を訊ねたほか、個人に番号を割り振り各種行政手続で情報を一元化できる「社会保障・税番号制度」、いわゆる「マイナンバー制度」に対する取り組みと市長の考え方などをただしました。
金沢港活性化 県市連携でにぎわい創出
源野 金沢港を取り巻く周辺環境は、北陸新幹線金沢開業、超大型クルーズ船の寄港など、交流人口の拡大が見込まれ、人・モノの往来が着実に増してきている。金沢港の物流機能及び国際観光機能の強化における金沢市と石川県の連携した施策の中身について示せ。
山野之義金沢市長 金沢港の活性化については、大浜埠頭の大水深岸壁の整備、コンテナ貨物取扱量の増加に対する御供田埠頭のトランスファークレーンの増設など、県と連携をして物流機能の拡充に努めている。アジア・クルーズ・ターミナル協会への加盟やマイアミ国際見本市の出展などの誘致活動や、欧米の船会社へのポートセールスも県や関係団体と連携をして合同で行っており、クルーズ船の誘客にも積極的に取り組んでいる。
源野 北前船の寄港地関係者が一堂に会する「北前船寄港地フォーラム」は、これまで北海道、青森、秋田、山形、新潟などで開催され、参加者は数100名に及ぶ。北前船寄港地フォーラムの開催誘致に取り組むべきと思うが、市長の所見を示せ。
山野市長 県内には数多くの北前船の寄港地があり、すでに北前船をテーマに、ゆかりの地域との連携交流を図っている団体もある。県及び関係自治体や交流団体と動向を見きわめつつ検討をしていきたい。
源野 金沢港周辺地域のにぎわい創出には、マイカーやレンタカーを利用する観光客、市民・県民を広く呼び込む工夫が必要とされる。金沢港を「道の駅」として登録申請する考えはあるか。
山野市長 金沢港の「道の駅」登録については、特産品等の販売システム、運営主体となる民間事業者の確保など、解決すべき課題も多くあり、今後の研究課題としたい。
老朽化進む公共施設の対策は
源野 金沢市が管理する社会インフラ及び公共施設は、道路や橋をはじめ、下水道、消防署、防災施設、福祉施設、スポーツ施設、市営住宅、学校、保育所、公園、駐車場など多岐にわたり老朽化が進んでいる。部分的には長寿命化計画が策定されているが、市内の社会インフラ及び公共施設全体の更新費用と更新時期の全体像が、何を、いつ、どのようにするかといった包括的な方針は今後の課題になると考える。国は、平成26年度地方財政計画の中で公共施設等の総合的な管理による老朽化対策の推進を掲げている。本市の市有施設ストックマネジメント計画の位置づけはどのようになるのか。
山野市長 金沢市は本年度から、既存の建築物(ストック)を有効に活用し、長寿命化を図るストックマネジメント計画の策定に乗り出した。明年度末をめどに取りまとめたいと思っている。施設の建築年次や修繕履歴などの情報を一元的に管理し、計画に沿った全庁的な施設管理を行うことで、財政負担の軽減と平準化を図っていきたいと考えている。
マイナンバー制度導入 市は研究会設置へ
源野 個人に番号を割り振り、年金や納税などの行政手続で情報を一元管理する「マイナンバー制度」導入に向けて金沢市の取り組みは進んでいるか。
山野市長 制度導入により、市民は各種申請時に所得証明書の添付を省略でき、行政側も事務の効率化が図られる。2014年度以降、庁内に導入連絡会議(仮称)を設置し、福祉や保健や医療給付などの事務において、メリットが見込まれる本市独自のサービス導入の検討や、個人情報の取り扱いに関する職員の研修やシステム監査の充実を図りたい。
読書通帳とICT活用で読書推進を
源野 読んだ本の履歴を記録する「読書通帳」と、ICT(情報通信技術)を利活用した図書システムを導入することで、図書館司書が生徒の読書量や好みに応じた本を紹介することができる仕組みが可能となる。他都市ではその結果として、読書量の増加や読書分野の多様化につながったとの事例報告があるが、本市での導入はいかがか。
野口弘金沢市教育長 本市においては、多くの小中学校で、読んだ本の書名や感想などを記録する取組みによって、教員や図書館司書が児童・生徒の読書量や傾向を把握し、適切な本を紹介するなど、豊かな読書活動を支援している。ICTの利活用による読書通帳の導入は、読書推進の有効な手段であり、今後研究していきたい。


