バックナンバー 2015年 12月

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県道と交差する市道の歩道が完成しました。この場所はおがせ街道と交差する浅野石油店がありましたが、交通量が多くなり危険な場所でありながら歩道がなく、歩行者は浅野石油店の駐車場を通っていました。浅野さんからの話がありと、及び県に働きかけ石油店の土地を買い取り歩道の設置にこぎつけました。歩行者の安全確保ができます。

各務原航空博物館各務原市と岐阜県の共同で各務原市航空宇宙科学博物館のリニュ―アルをいたします。その前に視察をしていただきました。浜田参議院議員(岐阜県本部顧問)、水野県会議員(県代表)澄川県会議員(副幹事長)各務原市議会議員(横山、黒田、五十川)です。

各務原市の防災体制や防災機能・減災について。
10月6日には各務原市防災講演会を開催していただき、第一部「差し迫る南海トラフの巨大地震〜各務原市民の自助・共助による減災は可能か」岐阜大学理事兼清流の国ぎふ防災センター長杉戸先生、第二部「阪神淡路大震災〜その体験を語る」阪神、淡路大震災記念 人と防災未来センター語り部 谷川先生の講演会が開催されました。素晴らしい講演内容に感謝し感動し考えさせられました。
気象庁は11月19日より、携帯電話会社が配信する緊急速報メールの対象に大雨や噴火の特別警報を追加いたしました。これによって気象庁が発表するすべての特別警報が、対象市町村の携帯電話使用者に伝達されることになります。気象庁は(気象庁の情報をいち早く伝え迅速な避難行動なのにつなげたい」としております。
各務原市総合計画の中には、「甚大な被害が想定される南海トラフの巨大地震や異常気象の影響と考えられる局地的な豪雨などの自然災害の発生が懸念されており、総合的な防災体制や防災機能の強化を図るなど市民とともに災害に強いまちづくりを進める必要があります。」
さて、各務原市平成28年度予算編成方針のポイントは、当初概算要求規模465億2,900万円 対前年度1億7,900万円0.4%増の予算編成が発表されました。
予算編成の考え方・重要項目として
1、「笑顔あふれる元気な街」を実現する施策の着実な推進では、
各務原市総合計画前期基本計画の初年度(27年度)に取り組んできた各事業の進捗状況を踏まえ、事業の達成指標を確実にクリアするための事業の見直しと積極展開を進める。
2、人口減少、少子高齢化への的確な対応をするためでは、
国の「街、ひと、仕事創生長期ビジョン」「街、ひと、仕事創生総合戦略」を踏まえて策定した「各務原市人口ビジョン」、現在策定中の「幸せ実感各務原総合戦略」、特に「産業、雇用」、「子育て、教育」、「魅力向上」の3つの基本目標に沿った政策を効果的に展開する。
3、健全な財政の維持では、
人口減少、少子高齢化の進展に伴う歳入減と、扶助費や繰出金、現庁舎の建て替え、公共施設の老朽化対策等による歳出増に対応しつつ、今後も健全な財政を堅持し、持続可能な財政運営を行っていくための、事業の「選択と集中」をする。
4、市民への丁寧な説明と情報発信では、
市民や様々な団体等との対話を事業につなげると同時に、市民への説明責任の観点から積極的な情報発信をするとあります。
この予算概要方針の中から、防災体制や防災機能・減災・備蓄・訓練に対する内容が分かりません。
問1・防災体制や防災機能・減災・備蓄・訓練に対するお考えをお聞かせ下さい。

次に、農林水産省は(なぜ家庭備蓄が必要なのか?)
地震等の大規模な災害発生した場合、被害が拡大すれば、避難所の不足や避難所までの道路網の寸断等により、自宅での避難生活を余儀なくされる可能性もあります。さらには新型インフルエンザ等の新型感染症の発生時には、感染拡大防止等の観点から、不要不急の外出は控えることが重要であり、この期間食料品を買う機会はあると考えられるものの、できる限り外出は避けなければなりません。こうした事態に備えるため、日ごろから、最低でも3日分、できれば1週間分程度の家庭での食料品の備蓄に取り組むことが望まれます。阪神、淡路大震災、東日本大震災では、ガス、水道が回復するまで長時間かかりました。その間自衛隊をはじめ、NPO、NGO、ボランティアの皆さんが、ご飯を炊いて避難所の食事を支えました。被災者は、温かいご飯とおかずと言うパターンの食事様式を強く望んでおられます。災害時に、温かいご飯が食べたいという食文化は避けて通れないことが再認識されました。
各務原市は総合防災訓練を行っていますが、避難所での避難生活を想定した訓練です。しかし避難所へ行けない、あるいは行かないで自宅での避難生活をされる方が大多数と考えます。総合防災訓練では、ハイゼックス炊飯袋に無洗米を入れて作る非常食で炊き出し訓練をしています。
自宅での避難生活は、電気、ガス、水道が止まる状況が考えられ、さらに自宅避難者には市からの応急食品の供給は有りません。自宅避難者は、電気・ガス炊飯器が使用できない状況下では、カセットコンロと鍋でご飯を炊くことになると考えます。鍋には炊飯器のように目盛りがなく、火力の調整が必要になり、普段やったことがないとご飯を炊くことはなかなか簡単にはできません。
今後の防災訓練の際、カセットコンロと鍋を使って、ご飯を実際に炊いてみることも、大切な訓練の一つではないでしょうか。そうすることで初めてご飯を炊くことが現実味を帯びてきて来ます。また、自宅での避難生活のさまざまな準備不足や課題が見えてきます。

問2・防災訓練の際、カセットコンロと鍋を使って、ご飯を実際に炊く訓練を取り入れるお考えは。

次に、各務原市総合計画の防災体制の中に「防災体制の充実として、避難場となる公共施設や防災備蓄倉庫などへの非常用物資及び資機材などの配備を充実し、防災拠点の充実を図ります。」と記載があります。しかし、備蓄倉庫には炊き出し訓練の際、LPガスも無洗米も備蓄されておりません。訓練では市内協力事業者から避難所へLPガスと無洗米を届けていただき、炊き出し訓練が行われます。LPガスを運んでいただきますので、防災備蓄倉庫に一般用大型LPガス炊飯器を備蓄していれば、ガス炊飯器でご飯を炊くことができます。また、市として数台の300食用移動式大型LPガス炊飯器購入をしてはいかがでしょうか。
問3・防災備蓄倉庫に一般用大型LPガス炊飯器の備蓄する考えは。順次、300食用移動式大型LPガス炊飯器購入のお考えは。

次に、各務原市地域防災計画で、市民への食品供給の実施について、炊き出し方式による応急食品の供給として、「学校給食センター・各学校給食調理施設の利用が可能な場合、災対教育部長が認めた場合は炊き出し方式によることができる。」とあります。炊き出し方式による応急食品の供給として、福祉施設等の調理室、器材の利用が可能な場合の規定がありません。ぜひ利用出来るようにされてはいかがでしょうか。そして調理器具を使用しての炊き出し訓練も必要なのではないでしょうか。
問4・福祉施設等の調理室、器材を利用し炊き出し方式で、災害時食品供給体制を強化する考えは。
次に、現地連絡所いわゆる1次避難所には、18ヶ所の防災備蓄倉庫に備蓄品があります。給食関係では、アルファ米1万8000食、乾パン1万8000食、飲料水6,480ℓ、ハイゼックス炊飯袋36,000枚等です。飲料水は避難所1ヵ所当たり360ℓで、500mlペットボトル換算は720本です。300人から350人が想定されており、一人当たり約1.2ℓです。最大1,000人が対象になると1人360mlしかありません。災害時の飲料水の備蓄は1日1人3リットルが必要です。飲料水用貯水槽がありますが、供給する備蓄飲料水の備蓄が全く足りないと考えます。
問5・防災備蓄倉庫に飲料水の備蓄を増やす考えは。

臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金について
平成26年4月より消費税率が5%から8%へ引き上げられ、低所得者世帯や子育て世帯への負担軽減策である臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金。本市での臨時福祉給付金対象者は約24,000人、そのうち老齢年金などの受給者で5,000円が加算される方が約11,000人。また子育て世帯臨時特例給付金対象者は、約17,000人を想定しました。その後9月議会で、臨時福祉給付金給付事業費として、臨時福祉給付金の支給対象者が当初見込みより増加することに伴い、所要額806万9千円を増額補正しました。
臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金の周知方法は、国が行うテレビコマーシャルや新聞広告のほか、市の広報紙やホームページ等で行いました。
また申請期間においては、昨年11月4日までの期間を、平成27年2月2日まで延長し受付が行われました。しかし、全国的に給付を受けるための申請率が低い水準にとどまったとの報告でした。
本年度も消費税率の引き上げによる影響を緩和するため、低所得者に対して制度的な対応を行うまでの間の、暫定的・臨時的な措置として、臨時福祉給付金の支給が開始され、子育て世帯に対しても臨時特例的な給付措置として、子育て世帯臨時特例給付金が支給されております。臨時福祉給付金申請期間は、本年8月3日より平成28年2月3日まで、子育て世帯臨時特例給付金申請は6月1日より12月1日までで、すでに終了しております。
そこで以下の点について質問させていただきます。
1.昨年度、当初よりも対象者が増えたと言うことでありますが、26年度それぞれの対象者は何人か。
2.昨年11月4日までのそれぞれの申請者数、申請率は。
3.昨年度、申請期間が延長され、最終のそれぞれの申請者数、申請率は。
4.昨年度の反省を踏まえ、本年度改善された事は。
5.本年度、子育て臨時特例給付金対象者数と申請者数、申請率は。
6.子育て臨時特例給付金と臨時福祉給付金の2つの給付金を受け取られた人数は。
7.臨時福祉給付金対象者数と申請者数、申請率は。
8.今後、臨時福祉給付金申請率を高めるための対応策は。

「がん検診のススメ」チェックサイト、生活習慣病チェックサイト「特定健診のススメ」の導入を。
最近眠れない、いつもイライラする…。そんな心のストレスや落ち込み度を簡単にチェックできる、「こころの体温計」は、パソコンや携帯電話から、心の状態を気軽にチェックすることができるシステムです。昨年6月1日より各務原市のウェブサイトに導入して頂きました。判定結果はネコや金魚、金魚鉢などのイラストで表現され、ストレスなどの度合いを視覚的に確認することができます。
自分のストレスなどを判定する「本人モード」以外に、身近な人を判定する「家族モード」、アルコール依存症をチェックする「アルコールチェックモード」など、さまざまな心の健康状態を確認でき、判定結果に応じて相談先も検索することができます。
更に、本年7月1日からは各務原市のウェブサイトに携帯やパソコンで簡単にチェックができる「私も認知症?」が始まりました。
認知症は加齢にともなう「もの忘れ」がひどくなった状態や心の病気と混同されがちですが、脳の障がいによって「記憶する」、「時・場所・人などを認識する」、「計算する」などの認知能力が低下し、生活するうえで支障が出てくる状態のことをいいます。認知症は誰にでも起こりうる「脳の病気」で、同じ話を無意識のうちに繰り返す、知っている人の名前が思い出せない、物のしまい場所を忘れる、今、しようとしていることを忘れてしまう。
10問の質問に答えるだけで判定ができ、家族がチェックできる「これって認知症?」なども用意されました。
判定結果に応じて心配なことや困ったことがあるときには、まずは地域包括支援センターに相談ができます。認知症は原因によっては、早期に発見して適切な対応をとることで、治療や進行を抑えることが可能です。
さて現在、毎年約36万人の国民ががんによって亡くなっています。がんにかかる可能性(罹患率)は年齢とともに高まりますが、特に働き盛りの女性では、同世代における男性の罹患率を大きく上回っています。もしかしたら、「親戚でがんになった人はいないから・・・」と気にかけない人もいるかもしれませんが、遺伝によるがんの発症はまれなケースです。むしろ、食生活や飲酒、喫煙(受動も)、睡眠といった普段の生活スタイルが大きく影響すると言われています。
また、初期のがんは自覚症状のない場合も多いのですが、医療技術の進歩によって、一部のがんでは早期発見・早期治療が可能になってきました。
症状が出る前にがんを見つけることができるがん検診は、死亡率を減少させる確実な方法です。検診によって早くがんが見つかれば、生存率に差が出るということも分かっています。我が国の受診率は20~30%程度に留まっており、欧米諸国の7~8割と比べて大幅に低いのが現状ですので、厚生労働省は平成28年度までに「受診率50%」の達成(胃・肺・大腸は当面40%)を目標に、様々な施策や啓発活動に取り組んでいます。
しかし、検診を受けない理由としては「(検診を)受ける時間がないから」が最も多く、特に若い世代ほどその傾向が顕著になっています。続いて、「がんであると発覚するのが怖い」「経済的な不安」「健康であるため受診の必要性を感じない」といった項目が上位を占めています。
このような理由でも、検診に行くきっかけづくりが必要なのではないでしょうか。全国健康保険協会(群馬支部、滋賀支部)が現在既に導入している「がん検診のススメ」チェックサイトは、
1つ、肺がんチェックでは、40歳以上でタバコを1日にすう本数×すった年数が600以上である。(例:1日20本で30年、または1日40本で15年)、半年以内に血の混じった痰がでたことがある、女性でエストロゲン補充療法を受けた(受けている)。
2つ、胃がんチェックでは、胃の不快感がよくある 、食欲不振がある、吐き気が続く、胃もたれがある、黒色の便が出る、体重が減少した(例えば半年で10%以上)、貧血による倦怠感・息切れ・ふらつき・めまいがある。
3つ、大腸がんチェックでは、血便(血液が混じった便)が出ることがある、下痢と便秘をくりかえしている 、下血(肛門からの出血)が起きたことがある 、腹痛がする、便が細くなった 、お腹が張っている感じがする。
4つ、乳がんチェックでは、わきの下にグリグリしたしこりがある 、初産が30代以上だった 、食事は肉などが好きで野菜をあまり食べない、肥満または肥満気味である。
5つ、子宮がんチェックでは、背中や腰に神経痛のような痛みを感じる 、背中や腰に神経痛のような痛みを感じる 、肥満・高血圧・脂質異常症などである 、高脂肪・高カロリーの食生活である等のチェックができるサイトです。それぞれの「がんチェックサイト」で11項目から15項目の質問に答えるだけで簡単に判定でき、判定により相談先が紹介されます。
また、手軽に簡単に自らの生活習慣病チェックサイト「特定健診のススメ」があります。これは、大きく6項目のチェックを行うものです。
1つ、メタボチェックは、(ドイツ)国立健康、栄養研究所の監修により開発された簡易なメタボセルフチェックシステムです。
2つ、活動量チェックは、生活習慣病を予防するためには、1週間に23エクササイズ(METs・時)の身体活動量が必要です。どのくらいの量なのか、よくわからないかもしれませんが、自分の座って過ごす時間、10分以上続けて歩いた時間、歩いた平均時間、1日の平均歩数、中程度の身体活動量、強い身体活動量をチェックできるものです。
3つ、引き算ダイエットは、カロリー計算は、一般の人には難しいです。しかし、今どのくらいカロリーをとっているか分からなくても、1ヵ月で1キロ痩せたいと思ったら、今とっているカロリーから毎日240キロカロリー減らせばいいんです。カロリーの足し算ではなく引き算で考えれば難しくありません。
更には、4つ、「糖尿病」では、体形や食生活、運動、年齢や仕事、女性では妊娠中の血糖値などのチェックするものです。5つ、「高血圧症」では、国内に約3000万人以上いると言われる国民病です。頭痛、肩こり、吐き気、手足のしびれ、偏った食事、運動不足、たばこ、ストレスをチェックするものです。
6つ、「脂質異常症」は、更年期をむかえましたか、不摂生な生活ですか、油の多いものや高カロリーの食事ですか、アキレス腱を触って厚みが1センチ以上ですか、などの健康状態が把握できリスクも判明します。判定によりやはり相談先が紹介されます。浅野市長、市民の「がん」を早期発見で早期治療をしましょう。
問 ウェブサイトに携帯やパソコンで簡単にチェックができる、「がん検診のススメ」チェックサイト、そして生活習慣病チェックサイト「特定健診のススメ」の導入の考えは。

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