バックナンバー 2014年 5月

本年度の民生消防常任委員会の行政視察では、町田市の高齢者福祉政策について、老人介護施設の管理体制、取り組みについての大きく2点について意見交換をさせて頂き、視察研修をさせていただきました。どの市町村も抱える大きな問題です。包括ケアシステムを今後どうすべきなのか大きな課題をいただきました。

二日目、宇都宮市保健所総務課担当で地域医療、救急医療体制の充実強化について、二次救急医療体制を学びました。
課題として
1.高齢化の進展により、今後さらに救急患者が増加すると考えられることから、市民における救急医療の適正受診に向け引き続き普及啓発を図る必要がある。
2.救急医療機関が1回目の問い合わせで救急患者を受け入れない理由として、救急ベッド満床が約18パーセントを占めおり、救急ベッドの確保が必要である。
意見交換終了後、引き続き保健福祉部高齢福祉課の、みやシニア活動センターの運営について学ばさせていただきました。このセンターはシニア世代の知識や経験を宇都宮市の進めるまちづくりや、地域福祉の展開に積極的に生かすとともに、第二の人生を健康でいきいき暮らすことができるよう支援するものです。大変参考になり各務原市でもぜひ導入をしていただきたいと感じました。

三日目、小山市さんの高齢者施策について視察研修させていただきました。
介護保険制度が平成12年4月に制定され、昨年日本経済新聞社産業地域研究所において、全国812 市.区を対象に「高齢化対応度調査」が初めて実施され、介護医療について全国22位、生活支援予防について全国15位、高齢者の社会参加について全国5位、その他全国4位の結果、小山市さんが総合順位全国第一位になられました。4部門においてバランスよく高水準に位置し様々な取り組みの積み重ねと積極的な行財政改革による行政経営力が総合1位につながったものであります。
高齢化率が20.42パーセントの小山市さんが将来の高齢化を見据え取り組んでおられる姿勢に敬意を表します。
また、小山市消防本部が取り入れられました消防バイク、救急バイクの導入に至っての経緯と現状についてもお話を伺うことができました。災害対応のひとつのツールとして消防、緊急バイクの必要性もこれから市に問い掛けていきたいと思います。

 

 

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各務原市 横山富士雄
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