口永良部島噴火調査 5月29日~30日
5月29日午前9時59分に、屋久島町・口永良部島の新岳が爆発し、火砕流が発生し、海まで到達しました。気象台は噴火警戒レベルを5に引きあげ、町は全島民に避難指示を発令し、島民137人が、町営船や海上保安本部の巡視船で、屋久島に避難しました。
137人は、屋久島の親せきや知人宅、ホテルで避難し、その他の人は、縄文の苑31人、宮之浦公民館23名、老人の憩いの家29名が避難しました。
私を含めた公明党県議団は、夕方の高速船で着いて、すぐに、縄文の苑を訪問し、避難者にお見舞い申し上げました。
5月30日は、江田衆議院議員と秋野参議院議員が駆けつけたので、一緒に避難所を2か所訪問いたしました。そして、お見舞いと同時に困っていることなどの話を伺いました。
昨日は、板式に毛布を敷いて寝たので、疲れた。畳に寝たい。いつ戻れるか心配だ。すぐ避難したので、雨戸などを閉めていないので、台風などの折、ガラスなどが破損して家が大丈夫か新心配。会社を経営していたが、車や機械のリース代が発生しているにも拘らず、仕事ができないことがつらい。など現状不安について話してくださいました。
その後、屋久島町役場で荒木町長と意見交換し、今後噴火する島での町民の安全を確保するために、口永良部に避難所を設置することは当然だが、避難先である屋久島にも避難してくる島民のための避難所を設置すべきである。また、島にあるヘリポートの現在位置より番屋峰避難所近くに是非作ってほしい。などの要望がありました。
鹿児島県屋久島事務所では、福永所長から本日までの対応などについて説明を受けました。
昨年8月の爆発で、避難した折の教訓は生かされており、避難所での連携や物品の調達、おにぎりなどの炊き出しなどがすぐに対応できたと話されていました。また、島でも、ちょうど子供たちは、中間テスト中であったが、教員が引率して、避難所に向かい、保護者との合流もスムーズに行えたとのことでした。
早期終焉を祈るばかりでした。高齢の方が多いので、体調不良にならないよう、声をかけてきました。